町田浩樹 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のDF町田浩樹(ユニオンSG)は、21日開催のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選シリア戦で途中出場。シリア戦当日にトッテナム移籍の可能性が取りざたされたが、MF三笘薫擁するブライトンやバイエルン・ミュンヘンも新天地候補だと報じられている。

 町田には先月下旬にベルギー1部クラブ・ブルッヘからの関心が報じられたほか、今月21日には英メディア『90min』が「トッテナム率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、攻撃的なハイラインでプレーするのに必要なフィジカル能力を備えている点で、町田のプレーに感銘を受けている」とリポート。主力選手であるDFミッキー・ファン・デ・フェンの負傷離脱をうけてセンターバックの獲得を目指していることもあわせて伝えていた。

 するとベルギーメディア『Voetbal』は「町田にはトッテナムの他に、ブライトンも関心を寄せている」と報道。ただブライトンのオーナーがユニオンSGの株を保有している中、ユニオンSGからブライトンへの移籍禁止処分が来年9月まで適用されているという。

 またルーマニアメディア『Digi Sports』は、「バイエルンは守備陣の強化を狙っており、町田も獲得候補のひとりだ」とリポート。記事では「この日本人選手はユニオンSGでのパフォーマンスでヨーロッパ中にインパクトを与えており、バイエルンはこの冬に彼と契約する準備ができている」と記されている。

 町田は昨年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへレンタル移籍。昨年夏に臀部を負傷して長期離脱を余儀なくされていたが、今年1月の公式戦で復帰すると、その後は出場機会を確保。今年夏、買い取りオプション行使によりユニオンSGへの完全移籍を果たすと、ベルギー1部クラブ・ブルッヘからの関心が報じられたものの残留。今季はここまでベルギー1部リーグ戦14試合中11試合で先発出場している。

 なおバイエルンの補強計画については、英メディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者が「アーセナル所属DF冨安健洋の動向を注視」とリポート。これによると、バイエルンは冨安のユーティリティ性を高く評価。来年1月開催のAFCアジアカップに参戦する可能性があるため、今冬獲得の可能性は低いが、今季終了後の獲得も視野に入れているという。