かつてFC町田ゼルビアやヴィッセル神戸などでプレーしていたDF小林友希は、スコットランド1部セルティックで構想外に。2023/24シーズン途中での移籍が噂される中、すでに複数のJリーグクラブが同選手の獲得に興味を示していると、イギリス国内で報じられている。
小林は昨年11月に神戸からセルティックへ完全移籍も、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと昨季は公式戦7試合の出場にとどまっていた。そして監督交代後も、今年7月に行われた日本ツアーの横浜F・マリノス戦で前半から失点に絡むなど、低調なパフォーマンスを露呈。その横浜FM戦で負傷退場すると、復帰後も公式戦で出番がない。
それだけにセルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は先月下旬の会見で「小林はこの夏にレンタル移籍でチームを離れていただろうし、離れる直前に怪我をしただけだ。彼は本当によく練習しているし、悪いことをしているわけではない。彼の態度は素晴らしく、本当に一生懸命仕事に取り組んでいる。だが、我々がプレー可能なセンターバックの数は限られている」と、同選手の構想外を示唆していた。
英紙『サン』は今月21日に「小林はレンタル移籍により、セルティックを退団する準備ができている」とリポート。「選手本人は神戸復帰を望んでいるだろう。しかし多くのJリーグクラブが彼に関心を寄せている。セルティックでは失敗に終わったにもかかわらず、母国では依然として高い評価を得ている」と伝えていることから、Jリーグ復帰が濃厚とみられる
また同紙はリーグ戦でベンチ外が続いている小林の現状について「現在コンディション面で問題を抱えていない。先週にはセカンドチームの試合でプレーした」と伝えている。
なおJリーグの移籍ウィンドウは来年1月上旬に開くが、『サン』によると、小林は移籍ウィンドウが開く前の移籍先決定を望んでいるという。