久保建英(写真左)と菅原由勢(写真右) 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のDF菅原由勢(AZアルクマール)は、21日開催のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選シリア戦で、MF久保建英(レアル・ソシエダ)とのトリックFK(フリーキック)からゴールを奪取。両選手には日本代表OB松木安太郎氏がミャンマー戦後にインタビューしているが、その内容が話題を呼んでいる。

 日本は3-0で迎えた47分に、ペナルティエリア手前の位置でFKを獲得。久保がキッカーを務めるかと思われたが、その久保は足裏でボールを後方にずらす。そして近くにいた菅原が右足を振りぬくと、シュートはゴールマウス右隅に突き刺さった。

 そんな久保と菅原は、16日に行われたミャンマー戦後にFKのキッカーについて言葉を交わしていた。テレビ朝日サッカー中継番組の公式X(旧ツイッター)アカウント「テレ朝サッカー」では、ミャンマー戦に両選手に直撃インタビューをする松木氏の様子が公開されている。

 松木氏は「FKでも、ゴールした時のパフォーマンスを聞いておいた方がいいかな」と菅原に言葉を投げかけると、菅原は「FKは(久保に)蹴らせてくれないと言われているんですよ」と内情を明かす。

 するとキッカーを巡るやり取りについて、久保は「さすがに嫌よ。いきなり蹴らせるのは…喧嘩するんで」と語ると、「(今度キッカー決める時に)じゃんけんしよう」と菅原に提案。菅原も首を縦に振っていた。

 両選手のやり取りがあった後にトリックFKからのゴールが生まれただけに、ネット上では「伏線回収だ」「松木さんのインタビュー良かった!」「久保と菅原のコミュニケーションがとれている証拠」といった好意的なコメントが多く寄せられている。