GMのキャデラックは2023年11月15日、オーストラリアで右ハンドル仕様のEVラグジュアリーカー「リリック」を発表した。キャデラックはすでにスイスとスウェーデンで電動化に向けた新規事業の立ち上げに続き、今回はオーストラリア、ニュージーランドでEV販売を行なうことを明らかにし、EVモデルのグローバル展開に向けて事業を加速させている。

キャデラックのEV「リリック」右ハンドル仕様導入で新たな市場へ
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

グローバル・キャデラックのジョン・ロス副社長
「キャデラックは、強力な製品ポートフォリオにより、非常に好調なセールスを記録している。そして世界規模で事業を展開しています。この右ハンドルのリリックの導入は、EVの普及が進んでいる重要な市場において、新たなビジネスチャンスとなることでしょう。リリックは、キャデラックの未来に向けたスタンダードを定義するモデルです。統合されたテクノロジー、プレミアムなクラフトマンシップ、そして高いパフォーマンス備えたリリックはキャデラックのアイコニックなブランドとしてさらに進化させて行きます」と語っている。

キャデラックのEV「リリック」右ハンドル仕様導入で新たな市場へ
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

キャデラック初のEVモデルとして、GMの「アルティウム・プラットフォーム」をベースに開発された「リリック」は昨年に発売が開始され、数々の賞を受賞している。「アルティウム・プラットフォーム」はフレキシブルなモジュラー・プラットフォームであるため、右ハンドル車の開発も効率的に進められ、その結果として新たな市場を開拓し、規模拡大を実現することができるわけである。

キャデラックのEV「リリック」右ハンドル仕様導入で新たな市場へ
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

キャデラックのEVは、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドで開始されたほか、中東から韓国、メキシコ、カナダ、中国などグローバルな市場でプレゼンスを高めている。

なお、この右ハンドル仕様の「リリック」は2025年モデルとして来年にオーストラリア、ニュージーランドに導入される。そして日本市場への導入は2025年に開始される予定になっている。

提供・AUTO PROVE

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