ガソリン価格が高騰している昨今、少しでも安く給油したいと考えるドライバーは多い。そうしたドライバーの味方と言えば、人件費がかからない分だけ、1リッター当たりのコストが抑えられる、セルフ式のガソリンスタンドだ。セルフ式のガソリンスタンドは、その名の通り完全にユーザーのセルフサービスでガソリンを給油しているものだと思いがちだが、実際にはそうではないらしい。

SKY BLUE@ポジティブナース@skyblue_nurseさんの「知らなかった。セルフ式ガソリンスタンドの【裏側】を。いつもレバーを引けば自動で給油されると思っていた。だけど実際は違った。裏でスタッフの方が、ボタンを操作をして給油の許可を出しているらしい。だから、毎回レバーを引いてすぐに給油される時もあれば、時間差で給油される時もあったのか。」という書き込みがネット上で大きな話題となっている。

今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。

給油を行うときには担当者の許可が必要だった!

知ってた!「セルフ式ガソスタ」実は、裏でスタッフがボタンを押して給油許可を出してた!?
(画像=セルフ式ガソリンスタンド(画像は「PhotoAC」より)、『オトナライフ』より 引用)

セルフ式のガソリンスタンドで給油をするとき、まず、ドライバーは自分で機械を操作して、ガソリンの種類と給油量を設定する。ここまでは完全なセルフサービスで間違いない。しかし、いざ給油口にノズルを差し込み、給油を開始するタイミングにおいては、ガソリンスタンドの担当者が必ず裏でボタン操作を行い、給油の許可を出しているそうである。

つまり、担当者が給油を許可するボタンを押さない限り、ドライバーがレバーを引いても給油は開始されない仕様となっているようだ。よくセルフ式ガソリンスタンドを利用していても、この事実は知らなかった、という方は意外と多いのではないだろうか。

今まで、レバーを引いた時の給油開始タイミングがバラバラなのは何故だろうか? と感じていた、SKY BLUE@ポジティブナースさんは、今回ガソリンスタンドの裏側を知ったことで、長年の疑問に納得がいったそうだ。

世の中には、まだまだ知らないことがあっておもしろい

また、投稿者のSKY BLUE@ポジティブナースさんは、先ほどの投稿に追記する形で「危険物を扱うからこそ、法律で決められており、このような工夫がされていたなんて。完全フルオートと思っていたものが、実際は人の手を借りていたんだ。世の中にはまだまだ知らない事があっておもしろい。」と述べている。

この投稿を読んだネットユーザーたちからは、「たぶん、だいたいのGSで同じだと思うけど、危険物資格持ちの店員さんが「許可」ボタン押したら給油量計のカウンタが [0.00] とかにリセットされると思います。そこからノズルのトリガーを引けばOKです。なかなかリセットされないときは、監視カメラを見つめていれば、店員さんが気づくはず。」といった、給油が始まらない時の対処法を伝授する声や、「ガソスタで働いてた方曰く、お客様の様子を拡大しているモニターで瞬時に下記の内容を確認した上で給油を許可するそうです。・給油ノズルがきちんと差し込まれているか。・携行缶等、車両以外に給油しようとしていないか。・タバコを吸っていないか。無人のようで、実は人がいるんですよね」といった、給油許可を行う上でのチェック事項の詳しい解説など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。