人気のラッパー、カーディ・Bは18日、ニューヨーク市が先週発表した予算削減計画に触れつつ、バイデン大統領の不支持を表明した。
ブロンクス出身のカーディは、ガウン姿でインスタグラムライブに登場。ニューヨーク市では現在、教育や警察、衛生、公共図書館などの分野で、1億ドル以上の予算削減計画があると説明した。ゴミが通りに溢れると「われわれは、ネズミどもで溺れ死んじまう」と非難したうえ、Fワードを交えながら「大統領など支持しない」と宣言。「ふざけるな!わたしたちは偉大な国に住んでいるのに、今はとんでもない目にあってる」と捲し立てた。
市が予算削減を余儀なくされるなか、バイデン政権は「2つの戦争に資金提供できると主張している」と述べ、「ばかでかい戦争に金をつっこむことはできない」として、政府に停戦交渉をするよう訴えた。
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— Cardi B | Updates (@updatesofcardi) November 19, 2023
ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は16日、全部門で来年度の予算を削減する計画案を発表した。「税収の伸びが鈍化」するなか、南部国境から流入する移民対策の費用が上昇していると説明。改めて連邦政府による資金援助を求めた。
市が今年度、移民対策費用として計上したのは、14億5,000万ドル(約2,150億円)だったが、今後2年間で110億ドル(約1.5兆円)の支出を見込んでいる。