バルミューダは11月10日、2023年12月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は133億円(前回発表159億5000万円)、営業利益は13億5000万円の赤字(同5億2000万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億円の赤字(同12億5000万円の赤字)に修正した。前年の売上高は175億9500万円で前期比では24%減と大幅に落ち込み、300万円だった当期純利益は20億円の最終赤字を見込む。
「バルミューダ(BALMUDA)」のホットプレートは累計出荷台数が5,000台を突破するなど、計画を上回る初動だったものの、外出機会の増加による支出先の変化や物価上昇による消費マインドの冷え込みが影響し、売り上げが落ち込んだ。
バルミューダは2021年に携帯端末事業に参入し、5Gスマートフォン「バルミューダフォン(BALMUDA Phone)」を開発・発売したものの、売上不振で2023年5月に撤退。その間、200〜300億円の売上高を目指していくための人員体制を組んできたが、事業の撤退に伴い大幅に人員を減らしてきた。だが、来期にかけてさらに人員削減を実施することを明らかにしている。バルミューダは「今は非常事態だと考えており、まずは最速での黒字化を目指します」としている。
文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO
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