左:岸田首相 右:セター首相(タイ)出典:Wikipedia

政権末期の岸田首相

岸田内閣の支持率も地に落ちて、いよいよこの政権も末期状態となってきている。

先月の所信表明演説では「経済、経済、経済」と連呼しながら急に経済重視の政策を強調していたが、それまで話題になっていた所得減税の話から一転、藪から棒に経済最重視を打ち出してきたというのが率直な印象であった。

また、先日、岸田首相はAPEC出席のためにアメリカに旅立ったのだが、その直前の記者会見で「自由で開かれた貿易やデジタル経済の推進、気候変動など喫緊の課題について議論を行い、日本の立場を発信する場としたい」とまたまたお得意の抽象的でよくわからない演説を披露した。

あれだけ「経済最重視」という以上、もう少し具体的に日本経済にとって実のあることをしに行けばいいのにと筆者は思った次第である。