黒坂岳央です。
仕事柄、ほぼ毎日自己紹介をされる立場にある。世の中にはいろんな仕事、状況を背負った人がおり、自分は基本的に相手の自己紹介を聞くのが好きな質だ。
しかし、相手に良い印象を与えない「損をする自己紹介」をされることがある。数は多くないがたまにある。それらの特徴で検索してみると、自分以外にも同じ印象を受ける人がいるようである。当人にこの記事が届いて何らかの気付きや改善機会につながるかは分からない。だが読んだ誰かの何かに役立つことを信じ、何が問題でどう改善するべきかを言語化しておきたい。
尚、すべて筆者の独断と偏見によるものなので正否は問わない前提をご理解頂きたい。

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1つ目はシンプルに何をいいたいかわからない自己紹介である。文章であれば読みづらい、口語なら何をいいたいかよくわからない自己紹介である。
文章での自己紹介についていえば改行や句読点がなく、それにより要点、結論がわからない文章だ。20数行に渡ってひたすら長文が続くと読むのが難しくなる。
また、ただ長いだけでなく本題と関係ない話題が多すぎると分かりづらくなる(幼少期からのヒストリーや経験、保持している資格、趣味などの詳述)。こうなるとどの話が重要でどれが重要でないかの選別作業が入り、相手側のワーキングメモリを消費させてしまう。
基本的に自己紹介は、次のようにシンプルに簡潔なものが良いだろう。
・名前 ・現況 ・目的
こうした情報を適度に改行や要点を絞って出すことで、受け手に興味深くしっかり読んでもらえるだろう。