ホテル「THE HIRAMATSU 京都」は、施設内のレストラン「割烹 いずみ」で松葉蟹や冬の食材を味わえるコースが付いた宿泊プランを、12月28日(木)まで販売中だ。
料理長厳選の食材と技が奏でる、贅を尽くしたコースをゆったりと堪能しよう。
美食のひと時を上質に包む空間
明治32年ころに建てられた京町家を現代の建築技術と京都伝承の技で蘇らせ、2020年春、29室のホテルとして誕生した「THE HIRAMATSU 京都」。数寄屋建築の名工、中村外二工務店の総合監修によりしつらえられた空間は、かつて呉服屋だった京町家の趣をそこかしこで感じられる。
「割烹 いずみ」は、カウンター8席と半個室4席の空間。欅のカウンターの向こうには、松の中庭が望め、小さな自然の景色を住まいにとりいれた、当時の人々の暮らしの美意識が感じられる。
同店をはじめ、客室やラウンジでは、京町家の意匠に溶け込むように、コーア・クリントなどのデザイナーによるヴィンテージ北欧家具や、清朝時代のアンティーク家具が置かれている。館内のどこにいても、京都の伝統と職人の丁寧な手仕事に包まれ、上質な居心地のよさを感じられるホテルだ。
「松葉蟹」を中心に、蟹と冬食材の饗宴を味わう
今年9月、「割烹 いずみ」新料理長に眞﨑将平(まさき しょうへい)氏が就任した。京都の一流料亭などで16年間修業を積み、その後「高台寺 十牛庵」の副料理長を務めた同氏が、これまでに培った経験と技を礎に、国内外のゲストを迎えるホテルという新たな舞台で、渾身の料理を振る舞う。
解禁となったズワイ蟹
11月6日(月)、いよいよ日本海側の京都府北部地域でもズワイ蟹漁が解禁となった。同地域では、ズワイ蟹は「松葉蟹」と呼ばれている。
「松葉蟹は、冬の京都のいちばんのご馳走」と話す同店料理長が、解禁日が明けて間もない11月10日(金)を皮切りに、松葉蟹を中心にしたこの季節だけの特別な献立を用意した。
「たっぷりと身の詰まった特大サイズの松葉蟹を活けで仕入れますので、まずは焼蟹で甘みをじっくりと味わっていただきたいです」
と、眞﨑氏は言う。
カウンターの目の前で作る蟹しゃぶにも注目だ。いちばん太い蟹足を使い、プリっとした身を蟹みそで味わう。
また、コースの〆には、旨味がたっぷり出た蟹しゃぶの出汁を使って蟹雑炊を用意する。
その他にも、12月いっぱいで禁漁になるメスの香箱蟹の煮物椀や、海老芋の蟹餡かけ、蟹以外にも季節の食材を贅沢に使用した料理を用意する。
料理長の出身地である佐賀県の唐津焼き大皿をはじめ、趣向をこらした器に盛られる、冬を華やかに彩る松葉蟹。京都の冬のとっておきのご馳走を大いに楽しみたい。
冬の味覚 松葉蟹の「焼き・しゃぶしゃぶ・雑炊」などを味わう
提供期間:提供中〜12月28日(木)
場所:THE HIRAMATSU 京都「割烹 いずみ」
所在地:京都府京都市中京区室町通三条上る 役行者町361
料金:107,100円~(1室2名利用時の1名料金)※税込、京都市宿泊税別
(田原昌)