株式会社 日経BPは11月20日(月)、書籍『小売り広告の市場 リテールメディア』を刊行しました。同社によると、“国内初のリテールメディア専門書”とのことです。
リテールメディアとは?
リテールメディアとは、リテールメディアは「リテール=小売り」と「メディア=媒体」を組み合わせた造語であり、商品を消費者に販売する業態の企業(=リテール)が自社で広告を配信することです。
自社が保有する消費者の購買データなどを活用して広告主(メーカー)の商品を効果的に宣伝できることや、広告代理店などを通さないことで、広告にかかるコストを抑えやすいなどの特長があります。
同書によると、国内でもセブン&アイ・ホールディングス、イオンリテール、ヤマダデンキ、ツルハホールディングスなどコンビニエンスストアから家電量販まで、さまざまな企業が活用しはじめているそうです。
リテールメディアの「定義」から「未来」まで
本書は全7章あり、リテールメディアの定義、日米の市場の違い、国内の事例、広告主の活用例、開発支援市場などを解説。
紙のチラシや店内のPOP(販促物)、店内ポスターなど、小売りが制作する印刷物などさまざまな商品の宣伝方法があるなかで、欧米のリテールメディアを参考にしながら、どれがリテールメディアとするかを定義づけしています。
また、10社を超える国内のリテールメディアの活用事例など記載。リテールメディアが注目されている理由やリテールメディアが小売企業にもたらす影響についても解説しているそうです。
<参照>
国内初のリテールメディア専門書 新刊『小売り広告の新市場 リテールメディア』発売