似たような2つの舌禍事件ですが、対照的な結果になったのは、ナゼでしょうか?

今回の騒動は、秋田の知事が四国をディスっていますが、四国は、そもそも秋田などハナから相手にしてません。弱い犬ほどよく吠えるぐらいにしか思わず、馬鹿にされたとも思わなかったのではないでしょうか?

自分より大したことない思っている人が、喧嘩を売ってきても、気にならないものです。

一方の佐治敬三氏の発言は、関西にコンプレックスがあって、発言が図星だったので本気で頭にきたと言うわけです。

慶應の人がFラン大学から馬鹿にされても余裕でしょうが、東大に馬鹿にされると本気で腹が立つ。そんな感じです(秋田がFラン大学と言っている訳ではありません、念のため)。

学歴はともかく、地域間で文化レベルの競争をしたところで、あまり意味はありません。

私はじゃこ天も四国の酒(例えば悦凱陣)も大好きですし、秋田のハタハタ寿司やいぶりがっこも大好物です。

特に食文化は、それぞれの地域にそれぞれの良さがあります。その違いを味わえる心の余裕を持てば良いだけの話です。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年11月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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