PCX160の車種プロフィール
今回紹介する「PCX160」は、2021年に発売された水冷4ストローク・単気筒の160ccエンジンを搭載する軽二輪スクーター。125ccの原付二種モデルであるPCXをベースにエンジン排気量を拡大することで、よりパワフルで快適な走りが追求できるようにスープアップされている。また、軽二輪車両となったことで高速道路の走行も可能となり、郊外へのロングツーリングにも対応。気軽に乗れながらも行動範囲を広げてくれる1台となっている。
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バイクインプレ
車両の特徴
車体サイズは全長が1935ミリ、全幅740ミリ、全高1105ミリ、シート高764ミリ、ホイールベースは1315ミリで、車両重量は132kgとなっている。
キャスター角は26.30度、フロントに110/70-14インチ、リアに130/70-13インチのタイヤサイズを採用。前後ともにキャストホイールにチューブレスタイヤを装着している。
エンジンは水冷4ストロークOHCの単気筒。ボアストロークは60.0ミリ×55.5ミリのショートストローク。圧縮比は12.0で最高出力は15.8馬力/8500回転、最大トルクは15Nm/6500回転。燃料供給はフューエルインジェクションを採用。トランスミッションは無段変速式(Vマチック)だ。
走り
4バルブ化された新エンジンのおかげで瞬発力がスゴイ!
跨がって最初に気付いたのが、ハンドルがラバーマウントに変更されていることで手元に伝わる振動が抑えられていること。気軽さや快適さを優先するスクーターということを考えると、細かい部分ながらも嬉しい装備である。実際走り始めてみると発進時はやんわりとして優しい感じだが、スロットルをわずか1cmほど開けただけで「ギュン!」と力強く伸びて、瞬発力の早さが心地良い。これは4バルブ化された新エンジンを採用することで、中回転域~高回転域のトルク向上が大きく寄与していると感じられる。また、アイドリングストップも先代モデルに引き続き採用しているが、もはや完成の域に達していると言っても過言ではないほどの快適さ。停車時は振動をなくしてライダーの疲労軽減をアシストし、発進時はスロットルをひねるとまったくラグを感じることなくスタートできるスムーズさは、素晴らしいのひと言だ。
新設計フレーム&ボリュームアップタイヤで高速道路も快適
一般道を走って感じるのが、さらに乗り心地が良くなったということ。これにはスクーターとしては数少ないダブルクレードルフレームの採用が大きく影響しているのだが、その形状も先代モデルからは大きくことなり、さらに剛性をアップさせながら軽量化も実現している。さらにタイヤの幅も前後ともに10mm拡大してボリュームを増すことで、ハンドリングやトラクションの向上を追求。これらの相乗効果により、先代モデル以上の上質な走りを体感することができる。そして、この新設計ダブルクレードルフレーム&ボリュームアップタイヤの恩恵は特に高速道路で感じることができ、例えば横浜ベイブリッジのゴツゴツとした橋の継ぎ目を走っても、挙動が乱れることなくスムーズに乗り越えてくれる。ただ、これは前後ともにストローク量を10mm伸ばした新型サスペンションとの合わせ技とも言えるだろう。