YouTubeの登録者数に応じた収入目安 | 登録者数5万人の場合
続いて以下の2例で「登録者5万人」のケースを見てみましょう。
・女性大食い系YouTubeチャンネルの場合 ・ビジネス系YouTubeチャンネルの場合
大食い系のチャンネル(月間再生回数約24万回):月8,700円~14万円(SocialBlade調べ)
登録者数10万人の女性大食い系YouTuberをSocialBladeで調べたところ、月の収益目安は58ドル~935ドル。つまり約8,700円~14万179円となっていました。
このチャンネルでは女性YouTuberがラーメンに特化し、大食いをしている様子を動画で公開。毎回100件ほどのコメントがつき、1動画あたり3万~10万回再生しています。単純計算では、1再生回数あたり0.03円~0.56円となります
ビジネス系のチャンネル(月間再生回数約100万回):3万9,000円~61万円(SocialBlade調べ)
登録者数10万人のビジネスチャンネルをSocialBladeで調べたところ、月の収益目安は259 ドル~4,100ドル。約3万9,000円~61万円ほどとなっていました。
こちらは実業家が起業家に対して毒舌アドバイスをしている企画がメインのチャンネル。1本あたりの再生回数は2万~5万回再生がほとんどとなっています。単純計算では、1再生回数あたり0.39円~0.61円となります
同じ登録者数のYouTuber同士でも収入に差が出る理由は?
解説してきた通り、同じチャンネル登録者数であっても収入には差が出ます。その理由は以下の4点だと言われています。
・動画の長さ ・動画の内容 ・動画をアップする時期 ・企業案件など
動画の長さ
YouTubeは8分以上の動画にミッドロール広告を挿入することが可能です。
ミッドロール広告は簡単に言えば動画途中で流れる広告のこと。つまり、8分未満の動画よりも、8分以上の動画の方が広告単価が高くなります
動画の内容
解説してきた通り、専門性が高いチャンネルの方が収益単価が高い傾向にあるようです。一方、あまりにもターゲットを絞りすぎたマニアックな動画の場合、視聴者層が限られてしまうというデメリットも。そのため、間口を広くした専門性のある動画がバランスよく広告収入が取れると言えるでしょう。
時期によって広告単価が変わるケースも
そのチャンネルが扱っているトピックによっては、時期ごとの広告単価変動が激しいこともあります。
たとえばウィンタースポーツをメインにしたYouTubeチャンネルでは、夏などの時期に高単価の広告が表示されることはあまりないでしょう。
また特定のドラマや映画を深く取り上げたようなチャンネルの場合、そのドラマの放映終了後に再生回数や広告単価が大きく落ちることもあります。
【その他】企業案件・スパチャ・アフィリエイトなど
具体的な金額や単価を交えてご紹介してきましたが、意外にもYouTubeの広告収入単価は低くなっています。そのため、実際には「企業案件」と言われる、企業の商品をPRする動画の報酬や、アフィリエイト、前述したスパチャで稼ぐYouTuberも多くなっています。