スマホは各メーカーが耐久テストをした上で流通しています。しかし、手やポケットから落とすなどして「画面が割れる」ことは珍しくありません。また「画面割れ」したとしても、さほど操作に影響がないケースもあるものです。
では実際、画面割れを放置するとどんなリスクがあるのでしょうか。この記事では画面割れしたスマホのリスクと、画面割れした場合の応急措置や修理費用の目安などを紹介します。
なお「画面割れ」に限らないスマホの故障全般については、こちらの記事を参考にしてください。スマホ修理のプロに取材をした上で、スマホの故障の原因や対策について紹介しています。
スマホの画面割れを放置するリスク
スマホの画面が割れてしまった場合、そのまま使い続けるのは危険です。画面割れを放置すると、以下のようなリスクがあります。
・ヒビが大きくなり操作不能になる
・耐水性能が極めて低下する
・印象が悪い
ヒビが大きくなり操作不能になる
筆者の場合、上の写真程度の画面割れでも問題なく使用を継続できています。しかし、これ以上「画面がバキバキ」になってしまうと操作不能のリスクが高まります。
耐水性能が極めて低下する
多くのスマホの防水・防塵の等級は「IP」という単位で表わされています。「IPX」が防水の等級にあたり、たとえば「IPX7」であれば「深さ1mまで、最長30分間」まで耐えられます。しかし、画面がひび割れていれば当然その隙間から水が入るため、等級の目安は無意味に。少し濡れただけで内部に水が入ってしまう危険性もあります。
印象が悪い
株式会社スリーピースが2021年に行った「スマホ×モテる男の条件」に関する調査結果によると、52.8%もの回答者の女性が「液晶画面が割れているスマホを使っている男性はだらしなさそう」というイメージを持っていることが判明。さらに「細かいことや人目を気にしなさそう」が40.2%、「乱暴そう」も31.8%という結果でした。
つまり、割れたスマホは「そのスマホを使い続けている人の印象」も悪くするようです。調査について、詳しくは以下の記事でまとめているので参考にしてください。
ちなみにスマホの画面割れのよくある原因とは?
「スマホケ」の関連会社が2022年に行った調査によると、「スマホ画面がバキバキになったシチュエーション」でもっとも多かったのが「歩きながら見ていて落とした」で50.9%。「床に置いていて踏んでしまった」が34.5%。「机や棚の上から落とした」が32.7%で、「うっかりのミス」が多いようです。
ちなみに筆者は室内で酔っているときに手からスマホが滑り落ち、割れてしまいました。落ちた先が自宅の床だったのが不幸中の幸いでしたが、アスファルトに叩きつけるように割れていたら、より「バキバキ」になっていたでしょう。
なお、この調査については以下の記事で詳しく解説しています。