スコットランド1部セルティックからアビスパ福岡へ期限付き移籍中の元日本代表MF井手口陽介は、福岡の主力選手としてYBCルヴァンカップ優勝に貢献。今季終了後の去就に注目が集まる中、イギリス国内ではセルティック復帰の可能性が報じられている。
井手口は2021年12月にガンバ大阪からセルティックへ完全移籍も、加入から3週間後のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。2022/23シーズン開幕直前に再び負傷すると、公式戦で出番なし。セルティックで構想外となり、今年2月に1年レンタルにより福岡へ加入していた。
福岡加入後も負傷離脱していた井手口だが、今年6月の復帰以降はリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。ルヴァンカップ決勝戦でも先発出場し、クラブに初タイトルをもたらしたこともあり、福岡への完全移籍報道が飛び交っている。
そんな中、セルティックの専門サイト『Celtic Bhoys』は「井手口はレンタル先から復帰する可能性がある」とリポート。福岡での活躍ぶりを紹介した一方、「この日本人選手は来年1月にセルティックへ戻る予定だが、本人は『今後については分からない』と述べるなど、2度目のチャンスを得るために十分な努力をしたかどうかは分からないことを認めた」と伝えている。
また同メディアは、センターバックを中心にセルティックに余剰戦力が多いことを指摘。DF小林友希をはじめ出場機会の少ない選手の人員整理が必要との見解を示している。
なお井手口とセルティックの契約は2026年6月まで残っている。福岡のファン・サポーターから完全移籍加入待望論が沸き起こっているが、依然として同選手の去就は不透明のままとみられる。
