サッカーボール 写真:Getty Images

 パリ五輪世代のU22日本代表は、18日開催の国際親善試合でU22アルゼンチン代表と対戦。日本代表OBで解説者の松木安太郎が、新型コロナウイルス感染拡大による交代枠の拡大や、「シンビン・ルール(一時退場制)」導入の可能性に言及している。

 この一戦では、両チームともに前半から強度の高いサッカーを展開。日本が18分にMF佐藤恵允(ベルダー・ブレーメンU23)のミドルシュートから先制ゴールを奪うと、アルゼンチンは22分に日本のミスを突き、FWパブロ・ソラーリ(リーベル・プレート)がGK藤田和輝(栃木SC)との1対1で冷静に流し込んだ。

 球際でも激しい攻防が繰り広げられるなど、見応え十分の試合内容であるだけに、解説者の松木氏と内田篤人氏からも前半アディショナルタイム突入時に「(時間の経過が)早いな!」と興奮を隠せない。

 この親善試合では6人まで交代可能だが、コロナ収束後の昨年6月に「5人交代制」が恒久ルール化された。このルール変更に話題が及ぶと、松木氏は「サッカーが変わってきている。ゴールキーパーがまず交代しないとすれば、フィールドプレーヤーを半分変えることができる」と私見を述べる。

 また英紙『デイリーメール』は今月15日、国際サッカー評議会が今月中にもシンビン・ルール導入の可能性について議論を交わすと報道。松木氏も「ラグビーみたいに一時退場のシステムあれば、強度の高いスポーツが見れる可能性もあるよね」と前向きなコメントするなど、関心を寄せている。