狙い通り70cm級ヤズをキャッチ
次は青物も狙いたかったので、一番下のハリにはアジを、下から2番目のハリには弱ったアジまたは死んだアジをつけてみた。船は移動を重ねながら数々のポイントを攻めていて、何度かサオ先にアジが暴れだす反応がしたが、なかなか食い込まない。青物の反応があるので、必ずどこかのポイントで食わせることができることを信じて手返しを繰り返した。
ついにサオ先が海に突っ込み、サオが大きく曲がった。早アワセを我慢し、確実に食い込んだことを確信してサオを大きく天に振り上げた。何度も何度も青物が海面に突っ込むので、腰を引きながらもサオを立てて何度もしのいだ。引きから見て大型な青物かと思ったが、上げてみると70cm程度の丸々としたヤズだった。同船者もサオが曲がる中、この時合いを逃さないように同型のヤズを3尾釣り上げることができた。
釣果としては大型アコウ、大型タカバ、ヤズ3尾の好釣果だった。ヤズといえど丸々と肥えておりひと潮ごとに大きくなっていくのであろう。
船長の判断が的中
今回の釣果をかんがみてみると船長との情報共有だった。エサとなるベイトが食いつかない情報を教えてもらい、どうすれば釣果が良くなるのかを考えてくれた結果、泳がせ釣りを提案してくれたことだった。
これは響灘を熟知した船長のすばらしい判断だった。情報共有がなければ仕掛けを落として入れるだけの繰り返しで釣果はなかったと思う。あとは個人的な思いとして仕掛けを玄海・山陰泳がせヒラメ青物・ショートハリスに変更していれば良かったのかなと反省した。
現在(10月18日の時点で)、水温が高いので水温が低下してくるとベイトとなるイワシが接岸してくる。仕掛けにベイトさえつけば間違いなく好釣果の確率が高くなるとのこと。万が一、エサとなるベイトが仕掛けにつかない状況となっても、今回のように泳がせでリカバリーできる方法もあるので船長に電話で問い合わせてみよう。最後に英光の常連の人にはタモ入れをご協力していただいたことに感謝したい。
<週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介/TSURINEWS編>
英光
出船場所:山口県下関市