インドネシア・バリ島のアヤナリゾートに、高級日本料理を提供するレストラン「本膳バリ」がリニューアルオープン。さらにダイニング「炭膳」が新たにオープンした。

両レストランのエグゼクティブシェフは、日本の主要なホテルで数10年にわたるキャリアを持つ木村巧氏。「炭膳」は、最高級の肉に独自の味わいをもたらす焼肉。「本膳バリ」は、新鮮な輸入食材と地元の素材を活かし、伝統的な日本料理を強く打ち出す。

アヤナリゾートに本格的な高級日本料理レストラン誕生

「炭膳」と「本膳バリ」は、アヤナリゾート内の広大で美しい敷地にあるバリ最大の日本料理レストラン。

庭園に囲まれた静かな日本家屋の店内は、カジュアルダイニング、ビジネスミーティング、そして、特別な会食に最適だ。

テーブルに埋め込まれたグリルで、ゲストが自ら調理する通常の焼肉レストランと異なり、「炭膳」ではスタッフがゲストの希望に応じながら調理を行う。

このスタイルについて、木村シェフは「これは焼肉ダイニング体験の新しいかたち。私たちは、専門知識を活かしながら、独自のアイデンティティを作り出したい。」と述べる。

さらに「炭膳の特徴の一つとして、プレミアムな肉のカットに加え、伝統的な日本料理で使用される備長炭を使用する。木炭の使用は、食材の調理に限らず、盛り付けやご飯の準備など、さまざまな側面で重要な役割を果たす。私たちは木炭の本質を活かした料理を提供することを目指している。」と語る。

「炭膳」には、バルコニー付きの8つの個室があり、涼しい季節には窓を開けて食事を楽しむことができる。各個室は4人まで収容可能で、個室を繋げることにより、最大18人までのグループにも対応できる。

一方、「本膳バリ」には、メインダイニングホールに36席、鉄板焼き用の離れに7~9席、寿司カウンターの離れに11席が用意されている。

「本膳バリ」と「炭膳」の個室は、小さな屋外の橋で繋がり、その中庭は禅庭園さながらの造りで、ゲストはまるで日本にいるかのような雰囲気を楽しむことができる。

「本膳バリ」は、天ぷら・寿司などの日本料理に、季節感を表す漸進的な技術を取り入れるメニューを用意。新鮮なシーフード、日本から輸入する食材、バリの素材を用いた献立を提供する。

バリにおいて、極上の日本料理を求める人のために、両レストランでは、木村シェフと彼のチームが生み出す、7コースから12コースを用意。どのコースもおまかせで、日本の食文化の創造性と熟練性を最大限に表すものだ。

アヤナリゾートの総支配人であるジョルダーノ・ファジオリ氏は、「両レストランを通じて、ゲストに日本の料理伝統の多彩な魅力を体験してもらいたい。」と述べる。

アヤナリゾートの「炭膳」と「本膳バリ」は、インドネシア・バリ島における高級日本料理をリードしていく存在になることだろう。

アヤナリゾート「炭膳」「本膳バリ」

(高野晃彰)