かつて浦和レッズでプレーしていた元日本代表MF原口元気は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトで出場機会が限定。今季途中で退団の可能性も報じられる中、練習試合でアピールしている。
ロシアW杯の日本代表メンバーである原口は、昨季ウニオン・ベルリンで出番を減らすと、今年1月末にシュツットガルトへ完全移籍。4月4日にブルーノ・ラッバディア監督が解任されるまで、ブンデスリーガ全試合で先発出場していた。しかしセバスティアン・ヘーネス監督の就任以降は出場機会が激減。昨季終了までリーグ戦でわずか3試合の出場に終わると、今季はここまで公式戦2試合の出場。プレー時間は21分であり、リーグ戦では9月以降出番がない状況だ。
それだけにドイツ誌『シュポルト・ビルト』は先月下旬に「来年1月にシュツットガルトと別れることになる可能性も否定できない」とリポート。ヘーネス監督の構想外という見方を示していた。
そんな中、原口は16日に行われたドイツ2部ニュルンベルクとの練習試合で途中出場。後半キックオフからピッチに立つと、47分に左サイドからのクロスに反応。打点の高いヘディングシュートから先制ゴールを奪取。控え組中心のメンバー構成とはいえ、ヘーネス監督へのアピールに成功している。
なお『シュポルト・ビルト』は、原口獲得でVfBシュツットガルトの支払った移籍金が60万ユーロ(約8400万円)であると報道。両者の契約期間は来年6月までとみられている。浦和復帰を望む声も上がっているが、同選手の巻き返しを多くのファン・サポーターが期待している。