サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF遠藤航は、レミアリーグ(イングランド1部)リバプールで出場機会が限定。リバプール率いるユルゲン・クロップ監督が同選手のパフォーマンスに満足していないと、現地で報じられている。
遠藤は今年8月にVfBシュツットガルトからリバプールへ完全移籍。しかし今季ここまでプレミアリーグでの出場時間が少なく、カップ戦要員に。今月12日開催のプレミアリーグ第12節ブレントフォード戦で移籍後初めてフル出場したとはいえ、レギュラー定着からは程遠い状況。現地では30歳という年齢を理由に、同選手の獲得に対する疑問の声が上がっている。
そんな中、リバプールOBのスティーブ・ニコル氏は中盤の起用法に言及。米メディア『ESPN』のポッドキャスト番組で、以下のようなコメントを残している。
「アレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ショボシュライの隣で誰かがプレーできれば、リバプールはさらに一歩前進だ。だが、現時点でプレーできる選手がいない。遠藤が答えだとは思わない。だからこそ、リバプールは補強をする必要がある」
また英メディア『チームトーク』は、ニコル氏の発言内容を伝えるとともに、「クロップ監督は今年夏の新戦力が一定の基準に達していないため、すでに補強の必要性を語っている」とリポート。来年1月の補強次第では、遠藤が構想から外れる可能性を伝えた。
なおリバプールの専門サイト『アンフィールド・ウォッチ』によると、リバプールはジェノア所属MFモルテン・フレンドルップに関心を寄せている模様。同選手はタックル試行回数「49」、デュエル勝利回数「89」、ボール奪取回数「45」が、いずれもセリエAトップの数値を残している。セリエAのデュエル王獲得となれば、遠藤の序列低下は避けられない。