「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では、食・農・人にスポットをあて、地元大洲・愛媛で農業を営む人々とゲストをつなぐ宿泊体験プランの提供を開始した。

体験のある日は12月2日(土)と12月16日(土)で、今回は米農家での体験となる。

生産者と出会い・つながるを実感できる宿泊体験プラン

かつての迎賓館・洋館・邸宅など、往時に贅を尽くした歴史的価値の高い建造物や文化財を再生した、ホテルブランド「VMG HOTELS&UNIQUE VENUES」。

その一つ、「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」は、愛媛県大洲市の城下町に点在する価値の高い歴史建築を再生して生まれた分散型ホテルだ。

往時の趣が残る非日常空間でのひと時を愉しむとともに、滞在を通じて、大洲の街に点在するフロント棟やダイニングなどの客室棟を回遊し「古き良き日本」の街並み・文化、そこでの営みに触れる新しい旅の体験を提供する。

今回、同ホテルでは、地元農家への訪問や農業体験を通して、地域と観光客、生産者と消費者を繋ぎ、生産者の想いやこだわりに触れる機会をつくるため、「生産者と出会い、つながる」宿泊体験プランの提供を開始した。

その第1弾として、最新のスマート農業に触れ、炊き立てご飯でおにぎり作りが楽しめる宿泊プランを販売する。

食と農への理解を深め作る人の想いに触れる宿泊体験プラン

それでは、「生産者と出会い、つながる」宿泊体験プランの特徴を紹介しよう。

その1は、愛媛で4人しかいない“米・食味鑑定士”かつ“お米ソムリエ”である米農家 沖野順一さんが参加。

沖野さんは、稲工房 案山子を主宰する。空中散布ドローンと直進操舵トラクターなどICTを使ったスマート農業に取り組む注目の米農家だ。「野菜を買うときに作った人の顔が浮かぶ状態」を目指し、農業を盛り上げるために積極的な活動を行う。

その2は、こだわりと想いを持つ農家とのおにぎり作りだ。地元農家と一緒に炊き立てごはんでおにぎり作りを体験する。おにぎりのおともは、大正4年創業の玉井民友商店の漬物だ。

その3は「空中散布ドローンや直進操舵トラクターなどICTを使ったスマート農業を見学」。沖野さんが取り組む、スマート農業を見学する。

開催日は、12月2日(土)・12月16日(土)の13時~15時。場所はフロントから車で15分の大洲市菅田町。定員は2組8名となる。

その他、まちの人に出会い、地の食を楽しむ「いどばたマルシェ」が、12月3日(日)・12月17日(日)10時~14時頃に、ホテルから徒歩圏内の勘兵衛跡地で開催される。

このマルシェは、地域と観光客、生産者と消費者を繋ぐイベント。まるで井戸端会議のように、近い距離で街や街人と触れ合えるようにしたいという想いから「いどばたマルシェ」と命名された。

大洲で旬の食材が街の人々によって調理され、農業・食材・料理・伝統・慣習などや、人の温かさ・生産者の想いにリアルに触れることができる。参加は予約不要、参加費は1,500円(税込)となる。

体をつくる「食」と、それを作る「農」への理解を深め、それを営む「人」の想いに触れる「生産者と出会い、つながる」宿泊体験プラン。同プランでの体験は、旅を豊かで実りあるものにしてくれるだろう。

「生産者と出会い、つながる」宿泊体験プラン
開催場所:NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町
所在地:愛媛県大洲市大洲378
開催日:12月2日(土)・12月16日(土)

(高野晃彰)