トライアンフ Bonneville Street Scramblerの車種プロフィール
2016年に水冷化したボンネビル900ccエンジンを搭載し、先代の空冷エンジンを搭載したスクランブラーの後継モデルとして新生ボンネビルシリーズに2017年より加わった「Bonneville Street Scrambler」。エンジンは低~中回転域のトルクと出力が大幅に向上し、扱いやすく街中の走行から軽いオフロード走行にも対応する。フロントホイールには19インチサイズを採用、長めのリアショックやワイドハンドルなどスクランブラーらしく悪路走破性も確保する。
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バイクインプレ
車両の特徴
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車体サイズは全幅831mm、全高1120mm、シート高790mm、ホイールベースは1446mmで、車両重量は206kgとなっている。
キャスター角は25.6°。タイヤサイズはフロントが100/90-19インチ、リアが150/70R17で前後ともにチューブタイヤを装着している。
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エンジンは水冷4ストロークSOHC4バルブの2気筒899ccで、
ボアストロークは84.6mm×80mm。圧縮比は10.5で最高出力は55PS/5900回転、最大トルクは80Nm/2850回転だ。側面にはストリートカップと同様にボンネビル900HTというエンジンの銘板が貼り付けられている。
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2本出しのこのマフラーが特徴的。この辺りはスクランブラーの定石通りというか、デザイン的なこだわりはさすがトライアンフだなという感じ。
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ショックアブソーバーはコンベンショナルなツインショックを採用。ブレーキはNISSIN製のキャリパーを採用してたシングルのディスクブレーキとなっている。スクランブラーならではのオフロードテイストの入ったタイヤを採用している。
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メーターはシンプルな一眼のメーター。切り替えによってエンジンの回転数を表示することもできる。
走り
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同じボンネビルシリーズのストリートカップと比べて、同じエンジンを同じプラットフォームに載せている車両とは思えないぐらい乗り味が違う印象。スクランブラーモデルということで腰高なイメージがあったが、実際のライディングポジションはそれほど高い位置ではないものの、乗っていると腰高に感じる。
現行のボンネビルシリーズ、トライアンフの水冷化された並列2気筒エンジンには2つのメリットがあると思う。まずは270度クランクならではドロドロとした360度でも180度でもない乗り味。もうひとつはSOHC。ヘッド周りがよりコンパクトに設計できてクラシカルなデザインを実現しやすい。
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そして低速がとても粘るのでUターンや小技も決めやすかった。例えば街乗りなど細かい操作をいろいろとしなきゃいけないシーンでも、何の不安感もなく運転できるモデルだと思う。あと前後ブレーキには過不足なく、制動力もちゃんとあってコントローラブル。
まとめ
ロングストローク傾向が強いこの並列2気筒エンジンを搭載しているということで、乗り味自体は低回転域からの突きの良さとか粘りがあって良いエンジンだと思った。
この排気量900ccのボンネビルシリーズは水冷化された部分は少々寂しいとはいえ、豊かな乗り味でなかなか楽しいバイクだ。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。