スマホやパソコン、スマートウォッチなどのデバイス類を所持していると、充電に使用するさまざまなコードがもれなく付いてくる。普段、何気なく使っているコードだが、収納時の巻き方にも注意しておくと、使用する際に”とあるプチストレス”から解放されるそうだ。
ラムダ ラムダ技術部@yoideaさんの「8の字巻きのやり方を説明する動画はたくさんあるけど、原理にまで触れてるものがなかなか見つからなかったから作ってみた。軽音界隈では知ってて当然みたいな風潮があるけど、原理までは知らずに使ってる人も多いから、誰かのモヤモヤを晴らせれば嬉しい。」という書き込みには、絡まりにくいコードの巻き方を解説した動画が添えられており、ネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
「絡まりにくいコードの巻き方」コードをねじらずに輪を作るのがコツ
コードや、ケーブル類を小さくまとめようと思うと、意外と無意識のうちにねじってしまっている人がほとんどだ。コードをねじってから2点を近づけると、必然的に輪になるため、この方法が一番手っ取く収納できるのだが、使おうと伸ばした際には、蓄積されたねじれが邪魔をしてコードがクルクルになってしまう、というデメリットがある。
この現象を解決するのが、今回ご紹介する「8の字巻き」という巻き方だ。コードをねじらずに輪を作ろうとすると、自動的に「8の字」になる。
こうすれば、一気に伸ばした時も、ねじれが発生しないのだ。しかし、どうしても、8の字は見た目がスッキリしないという方も中にはいらっしゃるだろう。その場合は、まず反時計回りにコードをねじってひと巻きしてから、次は、時計回りにコードをねじって巻くことで、ねじれが相殺されつつ、キレイな円でコードを保管することが可能となる。
この方法を使えば、一気に伸ばしても一切ねじれないためオススメだ。
「8の字巻き」で収納するメリットとは?
この投稿を見たネットユーザーたちからは、「めちゃくちゃわかりやすい!」「すごい!これでスマホのケーブルが長持ちしますね」といった感動の声や、「同軸Ethernetケーブル、これで巻いていました。原理を可視化して頂き、ありがとうございます。」と、やり方は知っていたものの、原理がわかって嬉しいとの声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられていた。
8の字巻きでコードを収納するメリットは、使う時にねじれが発生しないということだけではない。忙しい収録現場などでは、1分1秒が貴重なので、取り出してサッと使えるというのは、時間をロスしないということにもつながる。今回の動画は充電コードだったが、大きめのケーブル類であれば、引っかかって転倒するなどの事故も未然に防止できるのだ。
そして何より、ねじれが発生しないということは、コードの劣化も予防できるということである。長く大切に使いたい場合は、この8の字巻きをマスターしておけば、コードの寿命は何も考えず適当に巻いて保管するのに比べて、格段に長持ちするはずだ。
「シールド巻き」と呼ばれることも
コードやケーブル類をねじらずに収納できる「8の字巻き」の原理を解説した今回の投稿。
過去に軽音楽部に所属していた人は、「8の字巻き」ではなく「シールド巻き」という名称で、この巻き方を覚えている人も多いか漏れないしれない。なお、シールドとは、ギターとアンプなどをつなぐのに使うケーブルのことだ。
筆者は長くて太いケーブルを巻く際にのみ、この8の字巻きを行っていたが、言われてみればたしかに、スマホの充電コードの収納時にも応用できる。8の字巻きは、慣れるまで時間がかかるかもしれないが、やり方を覚えておくと非常にメリットが盛りだくさんなので、皆さんもぜひ、この機会に練習してみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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