バンドルカードは、スマホアプリで簡単に発行できるVISAのプリペイドカード。年齢制限がなく、審査なしで誰でも発行できることもあり、2023年8月9日時点で累計900万ダウンロードを突破しています。

【2023最新】バンドルカードはやばい?8つのデメリット・危険性と発行の注意点
(画像=バンドルカードはたった1分で発行が完了。審査も年齢制限もないので、クレジットカードの審査のハードルが高い無職の方などでも利用可能だとして人気を博しています。また最近は「リアルカード」の発行も進んでおり、より実店舗でも使いやすくアップデートされています、『オトナライフ』より引用)
(画像引用元:バンドルカード) 便利である一方、バンドルカードにはクレジットカードのようなポイント還元はありません。また、後払いのチャージ方法「ポチっとチャージ」の手数料が消費者金融よりも高いため、利用には注意が必要です。
【2023最新】バンドルカードはやばい?8つのデメリット・危険性と発行の注意点
(画像=後述しますが、後払いのチャージに手数料がかかることや、ポイント還元がないという面で、バンドルカードの利用方法には注意が必要です、『オトナライフ』より引用)

この記事では、バンドルカードの特徴やメリット、デメリットを徹底解説します。

そもそもバンドルカードとは?

バンドルカードとは、スマホアプリから簡単に発行できるVISAのプリペイドカードです。

【2023最新】バンドルカードはやばい?8つのデメリット・危険性と発行の注意点
(画像=バンドルカードは「バーチャルカード」の他にも、実店舗でも使える「リアルカード」を発行可能。また、本人確認を行ってリアルカードの上位カードにあたる「リアル+(プラス)」も発行できます、『オトナライフ』より引用)
(画像引用元:バンドルカード) ## バンドルカードはやばい?危険性とデメリット 「バンドルカードはやばい」と言われるのにはさまざまな理由があります。利用する前にバンドルカードの仕組みを理解して、どんなリスクがあるのか確認しておきましょう。 【デメリット①】使い過ぎのリスクがある クレジットカードのような審査がないため、比較的誰でも利用できるバンドルカード。これはメリットと言えますが、支払い能力がない人でも使えるということです。そのため、支払い能力がない人や返済計画が立てられない人の場合、使い過ぎて返済できなくなるリスクがあります。 【デメリット②】ポチっとチャージ(後払い)の手数料・金利が極めて高い チャージするお金を後払いできるバンドルカードの「ポチっとチャージ」は、実質的に金利に相当する手数料が極めて高いので要注意。 たとえば、3,000円をポチっとチャージした場合の手数料は510円。支払い期限の30日後までに支払ったとしても、年利に換算した場合の金利は約207%です。貸金業法で10万円未満の上限金利は20%と決まっていますが、バンドルカードのポチっとチャージは貸金業法の対象ではないため当てはまりません。上限金利の10倍以上の手数料が設定されていても違法ではないのです。 申込み金額に応じたポチっとチャージの手数料は、以下の通りです。
申込み金額 手数料
3,000~10,000円チャージの場合 510円
11,000~20,000円チャージの場合 815円
21,000~30,000円チャージの場合 1,170円
31,000~40,000円チャージの場合 1,525円
41,000~50,000円チャージの場合 1,830円
「違法ではない」とはいえ、貸金業法の上限金利を最大で10倍以上も上回る手数料は極めて高く、あまり積極的に利用すべきではない水準と言えるのではないでしょうか。 参考元:バンドルカード 【デメリット③】チャージした額は返金に非対応 バンドルカードはプリペイドカードであり、チャージ残高の返金や残高の現金化はできません。使い切れる額のみチャージしておいた方がいいでしょう。なお、バンドルカードで購入した商品を返品した場合にはチャージ残高へ返金されます。 参考元:バンドルカード 【デメリット④】解約時に残額が返金されない バンドルカードは前述した通りプリペイドカードとなるため、解約時であっても残額は返金されません。退会したい場合は、チャージ残高を使い切ってから退会しましょう。 【デメリット⑤】ポイント還元がない 大半のクレジットカードには利用金額に応じてポイント還元があります。しかし、バンドルカードにはポイント還元などの特典はありません。他のクレジットカードと比較し、利用するメリットは少ないと感じるかもしれません。 【デメリット⑥】最大限度額が低い バンドルカード(バーチャルカード、リアルカード)の残高上限額は10万円。他のクレジットカードやプリペイドカードに比べて低く、大きな買い物をする場合など高額の支払いが必要な場合は、不便に感じるでしょう。 【デメリット⑦】リアルカードの発行にも手数料がかかる バーチャルカードは無料で発行できますが、リアルカードの発行は有料です。 発行手数料はカードデザインによって異なり、リアルカードの発行は1枚に付き300円または400円の手数料がかかり、リアル+なら600円または700円の発行手数料が必要です。リアルカードを使いたい場合は、コストがかかるのでご注意ください。 【デメリット⑧】分割払いは不可 バンドルカードでの支払いは、クレジットカードのようにリボ払いなどの分割払いには対応しておらず、支払いはチャージ残高にある範囲内での一括払いのみとなっています。 ## バンドルカードの支払い遅延をするとどうなるの? バンドルカードの支払いを遅延すると、以下のようなペナルティを受けます。
【2023最新】バンドルカードはやばい?8つのデメリット・危険性と発行の注意点
(画像=詳しくは後述しますがバンドルカードの支払いを遅延すると、まずチャージ限度額に制限がかかったり利用が停止されたりします。それでも支払い遅延を続けていると、支払い督促が届きます、『オトナライフ』より引用)

①利用停止~チャージ限度額も制限の対象に

1回でチャージできる「ポチっとチャージ」の利用上限額は、ユーザーの利用状況によって異なります。通常、1回に付き3,000円~50,000円で設定されていますが、支払い遅延することで、次回からチャージ上限額が引き下げられる可能性があります。

また、バンドルカードの利用を停止されることもあります。滞納している分を完済しない限り、利用は再開されません。

②支払い督促

支払い期限を過ぎても支払わずにいると、バンドルカード側から督促が届きます。それでも滞納を続けていると第三者へ債権が譲渡され、弁護士法人や債権回収会社から督促状が届くようになります。連絡を無視したり支払わずに放置したりしていると、財産を差し押さえられる可能性があるため注意しましょう。

【参考】実はブラックリストに載る可能性はない(ポチっとチャージの場合)

ちなみに借金やクレジットカードの支払い滞納の場合、信用情報に傷が付くいわゆる”ブラックリストに載る”可能性が高くなり、ローンやクレジットカードの審査に通りにくくなります。

しかし、バンドルカードの運営会社は「貸金業者」ではありません。信用情報機関に加盟していないため、実はブラックリストに載る可能性はないのです。とはいえ、先述したように財産を差し押さえられる可能性はあるため、できる限り早めに支払いを完了させましょう。

バンドルカードのメリットは何?:審査、年齢制限なしで発行可能

バンドルカード最大のメリットは、審査や年齢制限がないこと。クレジットカードやデビットカードでは、信用情報や収入などを審査するのが一般的ですが、バンドルカードでは審査なしで発行できます。また、未成年者でも発行できるので、学生やフリーターなどにもおすすめです。

ただし、未成年者は発行の際に保護者の同意が必須。なお、ポチっとチャージの対象年齢は満13歳以上となっています。

さらに、バンドルカードリアル+の場合は本人確認手続きが必須となります。