今年夏に大宮アルディージャからドイツ2部ニュルンベルクへ完全移籍したMF奥抜侃志が、負傷離脱。サッカー日本代表「森保ジャパン」に追加招集される可能性が消滅している。
奥抜は2022/23シーズンにレンタル先のポーランド1部グールニク・ザブジェで活躍。今年6月に大宮からニュルンベルクへ完全移籍すると、加入1年目ながらも今季ここまでドイツ2部リーグ全13試合スタメン出場で3ゴール1アシストをマーク。先月初めて日本代表のメンバーに選ばれたほか、今月11日のSCパーダーボルン戦では1ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献していた。
好調を維持している奥抜だったが、ドイツ誌『ビルト』によると中手骨を骨折したことにより14日の練習に姿を現さなかったとのこと。同誌は「ニュルンベルクにとって大きな痛手」とした上で、「骨折した経緯が不可解だ。おそらくパーダーボルン戦で誰かから手を踏まれたのだろう」と綴っている。
また今回は保存治療による経過観察を行うとみられ、復帰時期は早くても国際Aマッチデー期間終了後の今月26日に行われるカールスルーエ戦になるという。
今月FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選2試合に臨む森保ジャパンは、FW前田大然、FW古橋亨梧(いずれもセルティック)、MF川辺駿(スタンダール・リエージュ)、MF伊藤敦樹(浦和レッズ)の4選手が怪我のため不参加。FW中村敬斗(スタッド・ランス)も先月のカナダ戦で負傷退場しており、メンバーから外れている。MF三笘薫(ブライトン)も披露蓄積により練習に合流していない中、奥抜の負傷離脱は日本代表にも影響を与えそうだ。