ジュビロ磐田所属FW後藤啓介は、スーパーサブとしてJ1昇格に貢献。ベルギー1部アンデルレヒト移籍の可能性が高まる中、チェルシーをはじめ欧州複数クラブも同選手の獲得を狙っていたと、海外で報じられている。
現在18歳の後藤は、今年磐田のトップチームへ昇格したばかり。同クラブの補強禁止処分にくわえて今年3月にFW杉本健勇が横浜F・マリノスへレンタル移籍したこともあり、J2リーグで33試合に出場して7ゴールをマーク。スタメン出場は7試合にとどまったものの、途中出場から試合の流れを変えるなど、必要不可欠な戦力としてファン・サポーターからの支持を得ている。
後藤の去就については、アンデルレヒトへの移籍交渉が日本国内で報じられているほか、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』は「アンデルレヒトはPSVアイントホーフェン、チェルシー、アヤックスなど他クラブとの争奪戦を制する見込み」とリポート。
またベルギーの移籍市場に精通しているジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏は、「アンデルレヒトは現在、来年1月の後藤加入を確実にするために、最終段階として契約の詳細を詰めているところだ。ビザ発行など事務手続きを余裕をもって行えるようにすることも、比較的早い時期に契約をまとめる目的である」と現状を伝えた上で、「彼は(U21チームにあたる)RSCAフューチャーズに合流予定だ」と、セカンドチームでプレーすることも明かしている。
なおベルギー国内クラブのセカンドチームでプレーする選手では、昨年夏にアルビレックス新潟からクラブNXTへ完全移籍したMF本間至恩がいる。本間は2022/23シーズンのベルギー2部リーグ戦で4ゴール4アシストと結果を残すと、終盤にトップチームのクラブ・ブルッヘで猛アピール。昨季最終戦で1ゴール1アシストをマークしたが、今季はここまでトップチームでの出場機会がほとんどない。