レアンドロ・ダミアン 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、今月12日開催の明治安田生命J1リーグ第32節・京都サンガ戦でベンチ外。今季限りでの退団が濃厚とみられる中、代理人が同選手の去就に言及している。

 ダミアンは2021シーズンまで川崎の絶対的ストライカーとして活躍していたが、昨季以降は本来のパフォーマンスを発揮できず。今季もここまでリーグ戦11試合の出場で1ゴール1アシストと結果を残せていない。

 同選手の去就については、今年9月にブラジルメディア『Fanaticos』が「彼は来年、ブラジルに戻る予定だ。川崎と契約更新しないことを決断した。川崎との契約は、今季終了後に満了を迎える」とリポート。

 フリー移籍が濃厚とみられる中、本人は9月にブラジル『Radio Guaiba』のインタビューで「僕はずっとSCインテルナシオナルのことを好んでいる。川崎との契約があるので、(古巣復帰の可能性について)現時点では何も言えない。だけど、僕はインテルナシオナルでプレーすることを望んでいるよ」と古巣復帰への思いを語っているが、現地では同クラブが再獲得に興味を示していない可能性も報じられている。

 今季のJ1リーグ終了まで残り1か月を切る中、依然として去就不透明とみられるダミアン。同選手の代理人を務めるビニシウス氏は今月11日、インテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで以下のようなコメントを残している。

 「今日、とあるブラジル国内クラブから重要なオファーをしたいという内容の電話があったんだ。すでに日本のクラブからオファーが届いているけど、ブラジルに戻るかもしれない」

 川崎退団でも、来季以降もJリーグでプレーする可能性があるダミアン。本人が古巣復帰に拘っているだけに、どのブラジル国内クラブが同選手の獲得に興味を示しているのか気になるところだ。