いま行くべき11のサウナ施設を称えるアワード『SAUNACHELIN(サウナシュラン)2023』が、毎年11月11日に訪れる“ととのえの日”に発表された。
今年で6年目を迎えた同アワードでは、「ウェルビー栄(愛知)」と「The Sauna(長野)」が、3度目の受賞によって殿堂入りを達成。
また、野球観戦とサウナを組み合わせた“汗戦浴”という世界初のスタイルを提案する「tower eleven onsen & sauna(北海道)」が、特別賞を獲得している。
多くのサウナーをととのえた革新的なサウナを表彰
同アワードは、全国12,000施設以上ともいわれるサウナの中から、水風呂・外気浴スペース・ホスピタリティ・男女の有無・料金設定・清潔性・エンタテイメント性、そして“革新性”などの観点で評価。
様々な業界のプロサウナーが審査委員となり、新たなサウナの価値を導き出しながら、より多くのサウナーをととのえた革新的なサウナを表彰している。それでは、トップ3を中心に紹介していこう。
1位:ウェルビー栄(名古屋)
名古屋の中心にある同施設は、サウナの聖地という評価に胡坐をかくことなく、大幅リニューアルを敢行。
男女共用の大型サウナ「サウナシアター NAGOYA」やウィスキング専用サウナ「Whisking House」などを新設し、性別を問わずに心地よく楽しめる魅力をインストールしている。
2位:サウナ東京(東京・赤坂)
6個の特殊スピーカー&ウーハーを配したメインサウナ「蒸気乱舞」は、迫力満点のロウリュやアウフグースショーが楽しめる。また、CO2濃度自動検知換気システムを導入し、さらなる心地よさを両立している点も見逃せない。
その他、江戸時代に流行した「戸棚風呂」やカラカラ系の遠赤外線・高温サウナ「昭和遠赤」など、日本伝統のサウナ文化に触れられる点もユニークだ。
3位:The Sauna(長野)
薪ストーブで温まる5棟のサウナ小屋に加え、1棟貸しの薪サウナ付きトレーラーハウス「Earthboat」を備えたサウナビレッジ。
フィンランドの屋外博物館「サウナキュラ」を彷彿させる世界観だけでなく、そこで働く人たちのサウナ愛に包まれた同施設は、まさに日本を代表するアウトドアサウナと言えるだろう。
4位以下はランキング順に、「スパメッツァ仙台 竜泉寺の湯(宮城)」、「登別グランドホテル(北海道)」、「渋谷SAUNAS(東京・渋谷)」、「BOTANICAL POOL CLUB(千葉)」、「亜熱帯サウナ(沖縄)」、「寒の地獄旅館(大分)」、「ぬかとゆげ(京都)」「パブリックハウス アンド サウナ 久米屋(岡山)」といった施設が名前を連ねている。
11のサウナ施設に選ばれた「亜熱帯サウナ」や「パブリックハウス アンド サウナ 久米屋」をはじめ、“DIY型サウナ”も次々に誕生している日本のサウナ。全国のサウナーからは、「いま行くべきサウナがまた増えてしまった」という嬉しい悲鳴が聞こえてきそうだ。
(zlatan)