奈良ホテルは、本年7月・9月に開催し好評を博した「奈良酒飲み比べを楽しむ会」を、12月8日(金)に日本料理「花菊」にて開催する。

奈良県酒造組合3蔵元が醸す人気の奈良酒と、本格日本料理のペアリングを、冬の気配が漂う古都・奈良で満喫しよう。

奈良酒と日本料理のマリアージュを楽しむ会

「奈良酒飲み比べを楽しむ会」は、奈良県酒造組合協力のもと、蔵元のスタッフと会話をしながら奈良酒と日本料理のマリアージュを楽しむイベントだ。

開催するのは、奈良公園隣接の小高い丘に建つ奈良ホテル。1909年の創業以来、多くの賓客を迎える関西を代表する老舗ホテルの一つで、桃山御殿風檜造りの本館は辰野金吾氏の設計。館内随所の調度品が明治の時を思い起こさせ、その雰囲気はまるで美術館に泊まるようだ。

今回は「はじまりの酒」として、菩提酛入門編を意識して醸造された倉本酒造の「つげのひむろ 菩提酛 純米古酒」。また「伝統の酒」として、吉野杉の杉樽に肌添えした、スッキリ爽やかな香りで飲みやすい北岡本店の「八咫烏 純米 たる酒」。

そして、「これからの酒」として、奈良県香芝市で生産された酒米・露葉風(つゆはかぜ)のみで醸した澤田酒造の「香芝マインド 純米吟醸 初穂乃香」を用意する。

上記の日本酒の他にも、料理に合わせた3銘柄が揃う。日本酒は各銘柄60ccで用意。その内、1銘柄はリキュールとなる。

また、3蔵元自慢の銘柄とともに味わう料理は、旬の素材にこだわり、和の調理技法を凝らした特別会席を提供。

スタートの先付は、日本酒に相性ピッタリな「紅ずわい蟹と水菜の蟹味噌和え」。前菜の「豚角煮奉書巻き・里芋彩り揚げ・紫花豆綾煮・ほうれん草白和え・黄金山吹」の次に、箸洗いの吸物「酒粕仕立て 有頭海老 小芋 菊菜 柚子」が続く。

そして、造里は冬の旬魚「鰤の薄造り 芽物一式」。焼物は奈良に古くから伝わる多麹の赤味噌を再現した甘口の味噌・五徳味噌を合わせ、杉の香が引き立つ「銀鱈 五徳味噌 杉板焼き」を用意。蒸物の「季節の一品」を経て「鯛茶漬け べったら漬け ごぼう醤油漬け」の御飯で締めくくる。

奈良県酒造組合や、酒ディプロマの資格をもつスタッフとの会話を楽しみつつ、奈良酒と日本料理のペアリングを楽しみたい。

清酒発祥の地といわれる奈良県。奈良ホテルで行われる「奈良酒飲み比べを楽しむ会」は、蔵元のスタッフから直接話を聞ける、またとないチャンスだ。日本酒ファンなら見逃せないイベントを、古都奈良で楽しんでみたら。

奈良酒飲み比べを楽しむ会
開催場所:奈良ホテル 日本料理「花菊」
所在地:奈良県奈良市高畑町1096
開催日時:12月8日(金)18時30分~20時30分
料金:13,000円(税・サービス料込)

(高野晃彰)

※仕入れ状況により料理内容・産地などが変更になる場合あり