JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)は、同社が運営するシェアオフィスサービス「STATION WORK」で実証実験「Music for STATION DESK」を11月15日(水)から行います。
利用者がシーン別に用意された「3つのBGM」を聴きながらシェアオフィスを利用。音楽の力で業務・作業効率をアップすることで、コワーキングスペースのサービス拡充・利用価値向上を目指して行われます。
音楽制作にはミュージシャン兼聴景デザイナーの神山健太さんが代表をつとめる神山聴景事務所が協力したといいます。
神山健太さん
3つのBGMとは?
実証実験は、STATION DESKと呼ばれるコワーキングスペースで行われます。東京駅(東京丸の内・グランスタ丸の内2カ所)、横浜駅、三鷹駅(上・下線のホーム2カ所)、西国分寺駅の6拠点が稼働中。電車移動の合間に、サクッと作業したい人に向けて営業しているそうです。
「少しの間にアイディアを練りたい」「リラックス気分で作業したい」など利用者の気分にあわせて「15分集中」「チル」「没入」の3つのBGMを作成。
人の集中力の周期を15分間だとして、機械的で疾走感を感じるアップテンポなムードの音楽を聴きながら、その間の生産性を向上させようという「15分集中」、公園にいるような状況で考え事ができる環境を演出するという「チル」、なかでも、とりわけユニークなBGMは「没入」です。
「没入」は集中できるとされる‟無音状態”を生みだす「模擬無音BGM」だそうです。圧迫感なく作業などに没入することを目指した「雑音」を参考に作曲されているといいます。
これらのBGMは、神山聴景事務所のホームページで公開されています。
神山聴景事務所|Music For STATION DESK
JR東日本|STATION WORK