冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋が、セリエA(イタリア1部)ユベントスの獲得すべき選手と紹介されている模様。MF遠藤航(リバプール)やMF三笘薫(ブライトン)も同クラブの獲得候補に推されている。

 ユベントスの専門サイト『Juvefc.com』は12日に「欧州サッカーにおけるアジア人選手の存在感が高まっていることを考慮すると、ユベントスはアジア出身の選手と契約することでブランドイメージを高めることを検討すべきだ」と提言。

 同クラブの獲得すべきアジア人選手として三笘、冨安、遠藤、韓国代表FWファン・ヒチャン(ウルバーハンプトン・ワンダラーズ)、イラン代表FWメフディ・タレミ(FCポルト)を挙げた上で、日本代表3選手について以下のように綴っている。

 「遠藤は今年夏にリバプールへ加入した。リバプールにとってトップターゲットではなかったかもしれないが、素晴らしいミッドフィールダーであることは間違いない。今後リバプールでの出場機会がさらに減る可能性がある。ユベントスは中盤における彼のスキルから恩恵を受けるかもしれない」

 「冨安はユーティリティ性に富んだディフェンダーであり、過去にボローニャでプレーしていた。アーセナルでは両サイドバックを任せられているが、本人が好むセンターバックでの出場機会はあまり得られないかもしれない。ユベントスは守備を強化する可能性があるが、アーセナルは高額な移籍金の場合にのみ交渉に応じるかもしれない」

 「三笘は、プレミアリーグを魅了する選手のひとりだ。フェデリコ・キエーザが退団した場合、三笘がキエーザの後釜となる可能性がある。ユベントスが欧州ビッグクラブのひとつであることを踏まえると、彼はユベントスで競争するチャンスを喜んで引き受けるかもしれない」

 ユベントスはセリエAを30度以上制した強豪であり、今季はリーグ戦12試合を終えて9勝2分1敗。首位インテルから勝ち点2差の2位につけている。またアジア人選手では2019年に元北朝鮮代表FWハン・グァンソンを獲得したが、2020年1月にカタール1部アル・ドゥハイルSCへ完全移籍。同選手は2019/20シーズンにプレーしたのを最後に消息不明となっている。

 カタールW杯開催時には、MF堂安律(SCフライブルク)やDF板倉滉(ボルシアMG)への関心も取りざたされたユベントス。果たして日本人選手の獲得に乗り出すことはあるのだろうか。