アート集団「チームラボ」とサウナシュラン殿堂入りの「らかんの湯」がコラボしたサウナとアートの常設展、「チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯(りんかんちゃのゆ) – ジーシー」が、佐賀県の御船山楽園ホテルにて開催されている。
公式サイト経由の予約ページでは、サウナ&アート展のセットチケットや、現地でも購入できるアート展チケットを販売中。たまには頭の中を空っぽにして、異なる時空が交差するアーティスティックな空間に没入してみたい。
ココロとカラダの奥底まで染みわたるアート
300万年前、有明海から隆起して生まれたといわれる御船山。その森の中には、樹齢3000年の神木や、1300年前に名僧行基が入山し五百羅漢を安置した洞窟など、様々な遺跡が点在する。
また、近代に作られ、わずかに時代が変わったことで使われなくなった廃墟も残されている。
今回の常設展では、300万年続く自然と遺跡に囲まれたサウナで感覚を研ぎ澄まし、サウナ後のディープリラックスをより深める「月茶」を飲み、森の中の廃墟のアート空間に没入していく。
そう、まっさらな状態になったココロとカラダの奥底まで、先人たちの想いや最先端のアートが染みわたっていくのだ。
「呼応するランプの森とスパイラル」
一見すると、古典的なランプがランダムに配置されただけに見える同作品では、連続性の美、つまり連続していることそのものの美しさが表現されている。
人がランプの近くで立ち止まると、もっとも近いランプが強く輝き音色を響かせ、光はそのランプからもっとも近い2つのランプに伝播していく。そして、人に呼応したランプの光は、一筆書きのように全ランプを必ず通り、しかも必ず1度だけしか通らないように計算し尽くされているという。
廃墟の湯屋のフラワーズボミング
日没後から体験できる同作品では、アートイベント「グラフィティネイチャー」に訪れた人々によって描かれた花々が、廃墟となった湯屋の空間に咲き渡っていく。
美しく咲き誇る花々は、人がじっとしていると普段より多く生まれ、人が歩いたり花に触ったりすると、一斉にゆっくりと散っていく。
その他、12月3日(日)までは、「紅葉まつり」も並行して開催中。彼女と一緒に、アートな佐賀トリップを計画してみたい。
チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯 – ジーシー
場所:御船山楽園ホテル
所在地:佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
アクセス(クルマ):「福岡空港」から約1時間10分、「長崎空港」から約40分、「佐賀空港」から約50分
料金:4,200円(サウナ&アート展のセットチケット)、700円(アート展チケット)
(zlatan)
※価格はすべて税込