つまりリモートワークについては会社側もいろいろ考えるところがありますが、リモートワークをするその人たちにより強烈なインパクトがあると思うのです。もちろん、理想的に早朝にサーフィンができるからとか、犬の散歩を定期的にできるという方はいますが、実際には家にいると楽ちん、つまり家業と業務が両立でき、化粧も着替えもせず、楽なスタイルで仕事が出来るのです。

中にはものぐさ度が激しく進行し、家から一歩も出ない生活をする人もでてきます。私の知り合いに1週間、ほとんど外出しないという人がいます。「どうやって食事を?」といえば「全部オンラインで注文して家に配達してもらう」と。その人には快適なのかもしれませんが、社会人生活、共同生活、社会との協調など考えるとかなり偏った人格が形成されつつあるように見えます。

私は古臭いですが、仕事は会社でするもの、家では仕事以外のことをするところ、という明白な線を持っています。どうしてもという場合はやむなく家で仕事をすることもありますが、それは例外的なケース、あるいは日本との時差の関係がある場合です。

私自身、24時間をどう仕切るかといつも考えています。忙しい日々ゆえに時間の振り分けをきちんとすることでより効率的で質の高いライフが送れるように自分を60数年作り上げてきたのです。個人の感性なので何が良いという模範解答は出しにくいのですが、私は仕事は会社、家は自分の時間を過ごすところという選択肢はさほど間違ってはいないと思っています。

ただ、多くの異論もあるでしょう。そのディベートの中で自分の働き方を見つければよいのだと思います。企業では服装や髪型の自由度も多くなりました。七三にきちっと分けた髪型の銀行員がむしろ胡散臭く見える時代になるのかも、ですね。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年11月13日の記事より転載させていただきました。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?