「ミシュラン」は、11月8日(水)に、『ミシュランガイド』の新たな星やビブグルマンになる可能性のあるおすすめの飲食店・レストランを先行公開した。
12月5日(火)に開催予定のミシュランガイドセレモニーで評価を発表する前に、おすすめの飲食店・レストランをいち早くデジタルで紹介している。
そこで、今回はそんな中から、東京、京都、大阪の飲食店・レストランを10軒紹介したい。
ミシュランガイドセレクションの先行公開
『ミシュランガイド』では、2023年3月から、これまで年に一度の発表だったおすすめの飲食店・レストランの一部をデジタルで先行公開し、Newのマークで紹介している。常に調査を続けるインスペクターおすすめの飲食店・レストランを、可能な限りタイムリーに知ることができる。
なお、先行公開された掲載店には料理の評価は付かない。評価はミシュランガイドセレモニーで発表となり、『ミシュランガイド東京2024』は12月5日(火)、『ミシュランガイド京都・大阪2024』は来年4月9日(火)に開催する。
2024年版からは、星やビブグルマンに加え、東京、京都、大阪にも“インスペクターのおすすめしたいセレクション”が登場だ。
『ミシュランガイド』が新しくおすすめする10軒
東京の8軒
渋谷区広尾の「飄香」では四川料理が味わえる。四川に唐辛子が伝来したのは四世紀前。唐辛子がない時代の古典から、古き良き料理を進化させ歴史を紡ぐ。
台東区の「KOTARO Hasegawa DOWNTOWN CUISINE(コウタロウ ハセガワ ダウンタウン キュイジーヌ)」は、下町で親しまれたいと掲げた“ダウンタウンキュイジーヌ”。佐竹商店街から新たなフランス料理を発信している。
渋谷区広尾の「広尾 石阪」では、中トロから握り始め、うにの軍艦巻は食べ比べができる。堅実な仕事を守りながらも自らの個性を示す寿司が味わえる。
また、東日本橋の「旬華 なか村」では、“旬華”と名付け、季節感ある中華を提供。鱧や穴子といった旬の食材を春巻にしている。
六本木の「三宅 輝」は、岐阜県出身の店主による、ふるさとの工芸と食が味わえる。多治見市の窯元で育ったことから、自ら作陶した美濃焼の器に盛る。
木場駅近くの「コンメディア」では、生ハムとサラミから始まり、自家製パスタが数品続く。ゲストを喜ばせたい想いが、料理とともに自然と伝わってくる。
西麻布の「Merachi(メラキ)」という店名は、「職人が魂を込めて作る」を意味している。手塩にかけて育てる生産者への感謝を込め、シンプルに調理する。
「L’ÉTERRE(レテール)」は、パリ16区、ラルケストの伊藤良明シェフが開いたレストラン。料理は伝統技法に加え、薪、炭、藁を効果的に使う。
京都と大阪のセレクション
「わか杦」は、世界遺産金閣寺のほど近くにある割烹店。居酒屋以上、割烹未満を掲げ、近隣住民が集える店を目指す。
大阪の堂島浜にある「UPSTAIRZ(アップステアーズ)」は、東京「クラフタル」のシェフが監修。フランス料理を進化させ、Upstairz(一段上へ)と踏み出す。
デジタルで、いち早く素敵なレストランを見つけてみては。
ミシュランガイド
(田原昌)