エンジンがむき出しでカウルを持たないバイクらしい造形が特徴のネイキッドモデル。様々な排気量でラインナップされているが、中でも高い人気を長期間維持しているのがリッターオーバークラスだ。

各メーカーもネイキッドのフラッグシップモデルとして力を入れて開発しているため、高い質感と走行性能を有している。

どの回転域でも力強い! 
HONDA CB1300 SUPER FOUR

「CB1300 SUPER FOUR」は、2012年に発売された水冷4ストローク・直列4気筒の1300ccエンジンを搭載するネイキッドタイプのスポーツモデル。1992年に登場したCB1000 SUPER FOURをルーツとする『プロジェクトビッグワン』シリーズの系譜モデルで、基本的な仕様は先代モデルから変更がないが、ホイールやクランクケースカバー、ブレーキキャリパーなどをゴールドカラーに変更することで、より一層高級感が高まっている。

エンジンの造形が美しい空冷エンジンを搭載
YAMAHA WR250R

XJR1200の後継モデルとして1998年3月に発売された。搭載される並列4気筒エンジンの総排気量は1,250cc。これは空冷エンジンのネイキッドとしては日本最大の排気量だった。2007年モデル(2006年11月発売)以降はキャブレターからフューエルインジェクションに変更。モデルチェンジらしいモデルチェンジはこれが最後となり、カラーバリエーションの変更を受けながら、2015年モデルまで生産が続けられた。

性能面で熟成が進んだスポーツネイキッド 
KAWASAKI ZRX1200DAEG

1996年に登場したZRX1100、排気量をアップしたZRX1200が、さらなる進化を遂げて2009年に「ZRX1200 DAEG」に生まれ変わった。“DAEG(ダエグ)には「ベーシックな流れを汲みながら、進化・飛躍した」という意味が込められている。先代を踏襲したスタイルながら、性能面において熟成を深められている。街乗りからワインディングやツーリングなど、あらゆるシーンで使えるネイキッドとして根強い人気を誇っている。