久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、今月11日開催のラ・リーガ(スペイン1部)第13節アルメリア戦で途中出場。後半アディショナルタイムにコーナーキックからゴールに絡んだものの、現地記者から厳しい評価を受けている模様。疲労蓄積による日本代表戦への影響が懸念される。

 久保は今季ここまでリーグ戦11試合の出場で5ゴール2アシストと、攻撃陣に欠かせない選手として活躍しているほか、今月8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベンフィカ戦では先発出場し、2ゴールを演出。自身のキャリア初となるCL決勝トーナメント進出を決めていた。

 しかし過密日程による疲労蓄積もあったのか、アルメリア戦では後半キックオフから途中出場。しかし76分に自らのボールロストから同点ゴールを許すなど、低調なパフォーマンスを露呈。それでも後半アディショナルタイムにコーナーキックからダメ押しゴールを演出。チームを勝利に導いた。

 それでもスペインメディア『エル・ディアリオ・バスコ』は、「格下の相手ではあったが、命がかかっていたためイノシシのように戦ったライバルとの激戦で勝利。後半におけるゲームコントロール能力の欠如、久保の酷いパフォーマンスが気に入らなかった。久保は寝ながらピッチに出てきて、愚かな形からボールロストした」と酷評。勝ち越しゴールに絡んだものの、失点シーンのボールロストをはじめ精彩を欠いたプレーに注目している。

 今月16日には、FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選のミャンマー戦を控えている久保。先月の代表招集時に所属クラブでの連戦やスペインから日本への長距離移動に対して「正直きつい」と発言していた。アルメリア戦でパフォーマンスを落としているだけに、今回の代表戦でも疲労蓄積による影響が心配される。