クレカの「利用限度額」に注意する

翌年の確定申告のためにふるさと納税をする場合、原則としてその年の12月末日までに申し込みから決済までを済ませなければならない。クレジットカードであれば、年末ギリギリでもウェブ上で支払いを済ませられるため、銀行振込などより便利なのは確かだ。

しかし、ここにも落とし穴がある。クレカの利用限度額に近い金額まですでに買い物額が達していると、年末ギリギリにふるさと納税をしようとしても、決済が完了できなくなってしまい、その年のふるさと納税の枠をうまく使えなくなってしまう。

クレカ払いが使えないケースも

ふるさと納税を利用する際には、さまざまな自治体の返礼品が掲載されたポータルサイトを利用するのが一般的だ。一方、ポータルサイトを介さずに直接自治体にふるさと納税を行い、返礼品を受け取るといったやり方もある。

この場合、自治体によってはクレジットカード払いに対応しておらず、現金書留で申し込んだり、指定の口座に入金したりする必要がある。念のため、覚えておこう。

4つの注意点を知らないと…

できることなら、ふるさと納税の際にはクレジットカード払いによってしっかりとポイント還元の恩恵を受けたい。しかし、この記事で挙げた4つの注意点を知らないと、思った通りに寄付控除が受けられなくなってしまう。ご注意を。

文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト)
国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。