“サステナブル”と“エシカル”をウェア選びの要素として重視する人に朗報だ。

アメリカ・ロサンゼルス発のファッションブランド「OUTERKNOWN(アウターノウン)」が、11月9日(木)に日本公式オンラインショップをオープンした。

「OUTERKNOWN」が日本に本格上陸

「OUTERKNOWN」は、2015年にプロサーファーのケリー・スレーター氏とクリエイティブ・ディレクターのジョン・ムーア氏によって設立されたファッションブランド。

同ブランドは設立時より「真のサステナビリティとスタイルを結びつける」ことをコンセプトに掲げ、メンズ・ウィメンズを対象にさまざまなプロダクトを生み出してきた。

特に広く展開しているのは、洗練されたデザインとアウトドアの要素を併せ持つ、カリフォルニアらしいタイムレスな日常着。

ただ単に外見を美しく魅せるためのものではなく、そこに新しい価値を生み出せるようなコレクションを世に送り出したいという想いから、「オーガニックコットンやリサイクル素材の採用」「素材の生産方法の透明性」「生産背景でかかわる全ての人々の公正な労働環境」の3点を重視し、エシカルでサステナブルなウェア作りを行っている。

ブランド名にもエシカルへの想いを込める

「OUTERKNOWN」というブランド名は、「自己の理解や知識のもっとも遠いところにあるもの」を指す。サプライチェーンの開示は、ブランド名が示すこの精神に基づいて行われているそうだ。

また、同ブランドはさらなる目的意識を持ち「2030年サステナビリティ計画」を公式サイトにて発表。

2030年までに完全な循環型社会を実現することを目指すとともに、持続可能なイノベーションで業界をリードし、公正な労働を支持するための戦略を打ち出している。

これを達成するために、同ブランドは再生素材やリサイクル素材を使ったプロダクトを開発。プロダクトをより長く流通させる方法を考えつつ、衣料品労働者の権利向上に努めるなど、さまざまな取り組みを行う予定だ。

日本のファッショニスタにとっても、「OUTERKNOWN」のオンラインショップのオープンは、サステナビリティをより身近に感じる良い機会となるに違いない。

(IKKI)