東京都渋谷区代官山に住所非公開、完全紹介制の会員制アートバー「DRELLA Art Bar」がオープンする。

予約困難店「酒井商会」の店主、酒井英彰氏がプロデュースするメニューと多彩なドリンクが楽しめる、新しい空間だ。

会員制アートバー「DRELLA Art Bar」がオープン

同店は「アートのあるライフスタイル」をテーマにアートギャラリーの運営、アートイベント企画などアートプロデュース事業を展開するDRELLA社が運営し、アーティスト、クリエイターの交流の場づくりを目的として1階にバーカウンター、2階にギャラリースペースを設ける。

飲食メニュープロデュースには、2018年に渋谷に出店後、瞬く間に感度の高い人たちの心を掴み、予約困難店となった「酒井商会」「創和堂」「SHIZEN」の店主、酒井英彰氏を迎えて、和食をベースにした創作系のフードメニュー、ナチュラルワインやクラフトビールをはじめとしたドリンクメニューを揃えている。

また、自ら工房やギャラリーに足を運び、陶芸作家と話をしながら器選びを行うという酒井氏が、空間と料理に合わせた食器の選定を行なっている。

DRELLAディレクター・Leon Shen Lim氏のコメント

DRELLAディレクターのLeon Shen Lim(レオン・シェン・リム)氏はこう語る。

「いつの時代もアーティストの交流の場は、新しいスタイルやムーブメントを生み出す震源地となってきました。

エドュアール・マネを中心に印象派主義形成の舞台となったパリのカフェ『Café Guerbois(カフェ・ゲルボア)』、若きパブロ・ピカソが足繁く通ったバルセロナのカフェ『4 Gats(クアトロ・ガッツ)』、アンディ・ウォーホールがニューヨークに作ったアトリエ兼サロン『The Factory(ファクトリー)』などはよく知られています。

弊社のカルチャーは、雑談の中から新しいアイデアが生まれ、雑談の中で膨らませていくことが多いため、新しい何かが生まれていく場になれば嬉しいです」。

DRELLAでは、ファッション、コスメ、テレビドラマ、マンション、自治体の観光振興など、さまざまなカテゴリーで新進気鋭のアーティストを起用したアートコラボレーションのプロデュースが話題の創出につながっており、今後、飲食の分野でも新しいアートプロジェクトの発表を予定している。

この機会に、アートを側に感じながらフードやドリンクを楽しめる空間を体験してみよう。

(hachi)