アビスパ福岡は今月4日に行われたYBCルヴァンカップ決勝で、浦和レッズに2-1と勝利。日本代表OBの内田篤人氏が福岡をルヴァン杯優勝に導いた“陰の立役者”を称えたほか、人気アイドルグループ『日向坂46』の元メンバーである影山優佳さんがMF前寛之の起用法に言及している。
ルヴァンカップのプライムステージでFC東京、名古屋グランパスを下して決勝まで駒を進めた福岡。国立競技場で開催された浦和戦では、5分にMF前寛之のゴールで先制すると、前半アディショナルタイムにはDF宮大樹が追加点をマーク。後半に1点を返されたが、相手の反撃を振り切り、見事クラブ史上初タイトルを獲得している。
この福岡のルヴァン杯優勝は、DAZN制作『フットボール・タイム』でも話題に。Jリーグの監督に必要な最上位資格であるS級ライセンス取得を目指している内田氏は、福岡の分析官である田中遼太郎氏とともに、日本サッカー協会(JFA)のS級コーチ養成講習会に参加していることを明かした上で、「福岡凄かった。前半特にハマっていた。浦和はほとんど前に繋げなかった。田中君が(長谷部茂利)監督とともに準備して、戦術をはめている」と、田中氏を絶賛している。
また内田氏は影山さんから「福岡の戦術と言えば、前(寛之)選手をシャドーで起用しているのも、そういう分析官がいるからですかね?」と質問を投げかけられると、「両サイドが前から(相手を)潰しに行った。ワントップがまず潰しに行くのではない。ワントップが下がって、両サイドが前に出る。ちゃんと対策しているんだなと感じた」と、田中氏をはじめ福岡スタッフによる分析に言及した。
なお現在JFAのS級コーチ養成講習会を受講している面子には、中村憲剛氏や大黒将志氏といった日本代表OBも。その中でも、33歳と最年少である田中氏の優秀さに内田氏は感銘を受けている。