スコットランド1部セルティック所属の日本代表FW前田大然は、今月7日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アトレティコ・マドリード戦で一発退場。チームメイトのカナダ代表DFアリスター・ジョンストンが判定に対する不満を漏らすとともに、退場直後の前田の様子を語っている。
前田は0-1で迎えた23分にDFマリオ・エルモソと交錯。その際にエルモソの足を踏みつけたとして、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末にレッドカードを提示された。ただこのVAR判定に対しては、ネット上で「厳しすぎる」という反対意見が噴出。エイデン・マクギーディ氏など複数のセルティックOBは「レッドではない」と声を上げるなど、審判批判を展開している。
それだけにアトレティコ戦でフル出場のジョンストンも、前田の一発退場に困惑。英紙『デイリーレコード』によると、ジョンストンは試合後のメディアインタビューで以下のようなコメントを残したという。
「判定に驚いているとは言えない。悔しかった。VARで複数の審判がプレーを確認しているわけだし、判定が正しいことをいつも願っている。でも、前田が退場となった瞬間は厳しいと感じた。アウェイゲームは常に難しいが、10人になってしまうとより難しくなる。彼にとっても我々にとっても、フラストレーションのたまる試合だった」
「彼はレッドカードを提示された後、ロッカールームで混乱していた。あの退場は気の毒だったが、それでも我々には(相手へのプレスなど)エッジの効いた彼のプレーが必要なんだ。彼はプレースタイルを変えないでほしい」
なおジョンストンは先月、カナダ代表の一員として来日。13日に行われた日本戦でFW中村敬斗(スタッド・ランス)にタックルを仕掛け、負傷退場させたことにより批判を浴びていた。