古橋亨梧 写真:Getty Images

 FW古橋亨梧(セルティック)は、FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選の日本代表メンバーに選出。今月21日にシリア代表との対戦を控えている。そのシリア代表では、FC岐阜時代に古橋とチームメイトだったMFエセキエル・ハム(CSインデペンディエンテ)がメンバー入りしている。

 シリアは今月開催のW杯予選で北朝鮮、日本との対戦を控えている。ただ内戦が続いているほか、隣国イスラエルとパレスチナの間で戦争が勃発。国内での開催が困難な状況であることから、2試合ともにサウジアラビア・ジェッダでの中立開催となっている。

 シリアサッカー連盟は今月9日に代表メンバーを発表。ハムや現在アルゼンチン1部でプレーするMFイブラヒム・ヘサルと、二重国籍の選手を招集。他にも絶対的ストライカーであるFWオマル・アル=ソマ(アル・アラビ・ドーハ)をはじめ主力選手がこぞって名を連ねた。

 アルゼンチン出身もシリア国籍も有するハムは、2014年にアルゼンチン1部AAアルヘンティノス・ジュニアーズでデビュー。同クラブでおよそ5年間プレーした後、2018年2月に岐阜へ期限付き移籍により加入。シーズン途中まで古橋とともに汗を流したが、J2リーグ1試合の出場に終わり、わずか1年でチームを離れた。

 岐阜退団後は再びアルゼンチン国内でプレー。今年1月にインデペンディエンテへ加入すると、今季はアルゼンチン2部リーグでほぼ全試合スタメン出場。ボランチを主戦場としながらも3ゴール7アシストをマークしている。

 今年10月の国際親善試合クウェート戦でシリア代表デビューを果たしたハム。日本戦で古橋との元岐阜所属対決は実現するのだろうか。