イングランド2部ハダースフィールド・タウンFC所属DF中山雄太は、今やサッカー日本代表「森保ジャパン」に欠かせないサイドバックとして活躍。年代別の日本代表でプレーしていた時に内田篤人氏から受け取った“辛口激励”を振り返っている。
中山は柏レイソル下部組織在籍時の2012年、U16日本代表のメンバー入り。以降、各年代別代表でキャプテンを務めるなど、同世代のDF冨安健洋(アーセナル)とともに守備陣の中心選手として活躍していた。
そんな中山はDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、内田氏と初めて顔を合わせた時の出来事を以下のように振り返っている。
「内山篤監督の時だったんですけど、(年代別の日本代表の一員として)国立スポーツセンター(JISS)でトレーニングしている時に、内田さんからご挨拶していただいて。直接話したことはないんですけど、チーム全員で握手したんですよね。17歳くらいの時だったと思います」
すると内田氏は「あの時、皆に話をしたんだよね。話した後、まわりの大人に『なぜそんなに厳しいことを言うの?』と言われた。『この中にいるほとんどの選手は、戦いに負けて残らないので、頑張ってください』と言ったような気がする」と、中山らに送ったメッセージの内容を思い出す。
これに中山は「そんな感じだったかもしれないですね。皆結構面食らっていましたしね」と言葉を返すと、内田氏は「ごめん!なぜ17歳の選手たちにそんなことを言うんだ」と、当時の発言内容を悔やんだ。
年代別代表での厳しい競争を勝ち抜き、A代表入りを勝ち取った中山。2021年の東京五輪出場をはじめ様々な大舞台で経験を積んでいるだけに、2026年の北中米W杯出場が期待される。