少し調べてみると、この薬の在庫不足と言うのは、花粉症の治療薬に限らず、広範囲の薬に広がっているようです。

そのきっかけとなったのは、どうやら福井県にあるジェネリック製薬会社の不祥事がきっかけのようです。

ずさんな製造管理が問題となり、行政処分などにより製造ができなくなる会社が続出し、シダキュアに限らず、市場に出回る薬の量が不十分になってしまったのです。

花粉症の治療であれば我慢できますが、もっと深刻な病気に必要な薬が不足しているなら大問題です。

世界一充実しているといわれる日本の医療制度ですが、その「終わりのはじまり」なのか?そう思ってしまうのは、日本の将来に悲観的な私の考えすぎでしょうか?

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年11月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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