黒坂岳央です。

稚拙な自慢をするつもりではないが、筆者は「継続」はけっこう得意な方だと思う。仕事は当然として、ダイエット、早寝早起き、英語学習、これまで様々な挑戦をして習慣化することに成功してきた。最近では新たに筋トレもはじめたが、こちらもすでに100日以上問題なく続いており、完全に定着させることができた。

だが最初からできたわけではない。何をやっても続かずに「三日坊主」どころか「一日坊主」だった。しかし、今回紹介するコツを知ってからはグッと継続力が高まり、「何をやっても続けられない」から「何をやっても継続できる」に変えることができた。

難しい技術はさておき、知っているだけで役に立つコツだけを紹介したい。

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1.やる気は消えると想定する

多くの人は挑戦を継続する上では「よしやるぞ」という決意が大事だと考える。これはつまり、「やる気」という勢いでなんとかしようとしてしまっている。結論としてこのやり方はもっとも挫折率が高く、信頼性の低い方法である。なぜならやる 気は寝て起きたら消えるからだ。どんな人でも一年間やる気を持続させることは不可能に近い。やる気頼みはやる前から論理的に破綻している戦略である。

そこであえてこの部分を最初から想定しておく。つまり「やる気なんて100%消えるもの。その後どうする?」と想定をしておくことだ。最初は誰でもスタートラインは切れる。問題は誰もやる気が消えると想定せず走り出してしまうことだ。だからやる気は消えてしまう。そうなった時でもやめずに続ける方法をあらかじめ考えておくのだ。

具体的には長くなるし技術的側面が大きいので軽くだけ紹介すると、やめたくてもやめられないよう「退路を断つ」などが有効である。