企業が積極的に関与しようとするのは、そこに収益機会を認めるからである。地球上から貧困を撲滅することによって創造される消費需要が巨大なものであること、また、紛争当事者に武器を売ることによる利益に比して、地球上から紛争が一掃されることによって活性化する人間活動が生む利益が圧倒的に大きいこと、地球の生存環境を安定させることによって事業の予測可能性を高めることが利益になることなどは、どの企業にも直ちに理解される。もともと、SDGsは、そのような企業の合理的経営行動を予定したものである。
■
森本 紀行 HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 HC公式ウェブサイト:fromHC twitter:nmorimoto_HC facebook:森本 紀行
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?