古橋亨梧(写真手前)写真奥は前田大然 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW前田大然は、今月7日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アトレティコ・マドリード戦で一発退場。FW古橋亨梧も低調なパフォーマンスに終始しただけに、韓国では2選手のレギュラー白紙、および韓国代表FWオ・ヒョンギュとMFヤン・ヒョンジュンのスタメン出場待望論が沸き起こっている。

 古橋は今季もセルティックの絶対的ストライカーとして活躍しているが、直近4試合つづけてノーゴール。今月4日のリーグ戦でベンチスタートとなったほか、アトレティコ戦では61分で途中交代している。

 また前田は今季ここまで公式戦ほぼ全試合スタメン出場も、古橋と同じく直近4試合でゴール、アシストなし。アトレティコ戦では、0-1で迎えた23分にDFマリオ・エルモソと交錯。その際にエルモソの足を踏みつけたとして、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末にレッドカードを提示された。 

 一方、今季開幕から控え要員に甘んじているオ・ヒョンギュとヤン・ヒョンジュンは、アトレティコ戦で途中出場。セルティックがシュート1本に抑えられて0-6と敗れただけに、韓国メディア『ISスポーツ』は「日本人選手が不振に陥っている。韓国人コンビは、CLアトレティコ戦をきっかけに反撃か。日韓選手たちの喜びが交錯した」と、日本人選手と韓国人選手で明暗が分かれたと主張。

 韓国人2選手のパフォーマンスについて「すでに勝敗が決まっていたので、オ・ヒョンギュとヤン・ヒョンジュンにとって試合の流れを変えるのは容易ではなかった。それでもオ・ヒョンギュが前方でパスを引き出したほか、3度の空中戦でいずれも勝利。古橋が61分間でボールタッチ8回だったのに対して、オ・ヒョンギュは45分間で17回だった」

 「ヤン・ヒョンジュンは左サイドでの守備からカウンターのきっかけを作った。ドリブルこそ失敗したものの、3度ボール奪取に成功した」と分析。

 その上で「主力選手の前田と古橋は、アトレティコ戦まで4試合連続ノーゴール。(アトレティコ戦では)彼らにかわって出場したオ・ヒョンギュとヤン・ヒョンジュンが短時間のプレーで見せ場を作った」と綴るなど、韓国人2選手にスタメン奪取の可能性があると主張するとともに、古橋と前田のスタメン起用に拘るブレンダン・ロジャーズ監督の采配に疑問を投げかけている。