冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナル所属DF冨安健洋は、FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選の日本代表メンバーに選出も、8日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)セビージャ戦で負傷した模様。森保ジャパンは主力センターバックである冨安とDF板倉滉(ボルシアMG)を欠いて、W杯予選に臨むかもしれない。

 日本代表で不動のセンターバックとして活躍している冨安。今年9月に行われた国際舞台試合ドイツ戦でFWレロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)とのマッチアップを制すると、先月開催のカナダ戦とチュニジア戦でもスタメン出場。チュニジア戦では安定感抜群のパフォーマンスで、被シュート1本に抑えていた。

 またアーセナルではスーパーサブという立場だったが、直近数試合では本来のパフォーマンスを発揮。先月28日に行われた第10節シェフィールド・ユナイテッド戦でアーセナル加入後初ゴールをマークすると、今月4日の第11節ニューカッスル戦でフル出場していた。

 そんな中で迎えたセビージャ戦でも左サイドバックでスタメンに名を連ねたが、前半のみで交代。試合後、ミケル・アルテタ監督は同選手の途中交代について「彼はプレー中に違和感を抱えた。我々としてはリスクを負いたくなかった」とコメント。アーセナルの専門サイト『ナウ・アーセナル』は「打撲を負った」と伝えている。

 なお今回の日本代表では、板倉が足首の手術を受けたことによりメンバー外。DF町田浩樹(ユニオンSG)やDF谷口彰悟(アル・ラーヤン)が控えているとはいえ、冨安が代表辞退となれば日本代表はセンターバックの選手層に不安を抱える。