明治安田生命J1リーグで浦和レッズや名古屋グランパスなどと上位争いを繰り広げているサンフレッチェ広島。ミヒャエル・スキッベ監督が来季続投の可能性に言及したほか、日本人選手のドイツ人選手の違いや、広島所属選手の特徴についても語っている。
ドイツ人のスキッベは、かつてドイツの名門ボルシア・ドルトムントを率いたほか、ガラタサライをはじめトルコ国内の複数クラブで指揮。昨年から広島を率いると、監督就任1年目でいきなりYBCルヴァンカップのタイトルを獲得した。
また今年4月には3度目となる月間優秀監督賞を受賞。今季は天皇杯やYBCルヴァンカップで早々に敗退して無冠が確定。それでもリーグ戦では4位と、AFC主催の国際大会出場権争いに食い込んでいる。
広島で確かな手腕を発揮しているスキッベ監督だが、今月都内でトルコ国内大手アナドル通信社のインタビューに応じた際、自身の去就に言及。「私はサンフレッチェで幸せだ。来季も指揮を執るかどうかについては、これから経営陣と協議する」と未定としつつも、「状況は良さそうだ」と、続投の可能性をほのめかしている。
さらに指揮官は広島のプレースタイルについて「我々はガラタサライのようにアグレッシブなスタイルに挑戦している。前へ前へとプレスを仕掛けて、見ている者が楽しむようなサッカーだ」と説明。
その上で「チーム全体で学習意欲が高い。常に新しいことを学ぼうとしている。私の考えや知識を吸収し、ピッチで体現しようと努力している」と、選手たちのメンタリティーを称えると、「日本とドイツは規律重視という点で似ているが、何かを学ぼうとする労働意欲が全然違う。日本は労働意欲という点でレベルが高い」と、日本人選手の特徴にも触れている。